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言葉を紡ぐ

私は「紡ぐ」という言葉が好きだ。
ということは、過去に記事で書いたことがある。

とりわけ「紡ぐ」という漢字が好きで。。みたいなことを上の記事で書いた気がする。

そんな私はnoteでも、そしてXの方でも自分のプロフィール名に「言葉を紡ぐ」というフレーズを入れている。そこからもわかるとおり、「言葉を紡ぐ」という表現が、自分のベスト5に入るくらい好きな表現になっている。

わかる。
確かに、「言葉を紡ぐ」というと返ってどこか嘘くさく聴こえてというか、綺麗な表現に逃げているんじゃないか、むしろ薄いんじゃないかという風な印象になってもおかしくはないと思っていて。

別に直接そう言われたことないのに、「そうなんじゃないか」と思っている時点で、もしも自分がそう名乗っていない世界線で、第三者的に「言葉を紡ぐ~」と名乗っている人を見たら、「嘘くさっ」と思うかもしれないというわけだ。

でもその、そうかもしれない、を不安を上回るほど私はこの表現が好き。
それにこの表現は誰かに向けたものじゃなく、自分に向けたものであるから、別にどう思われてもいいかなの境地にいっているのだ。


どういうことか。

「紡」という字は、糸偏でできた漢字だ。
また人間は言葉という道具を使って人と繋がっていることが多い。

その言葉という道具はまるで糸のように繊細で。
その糸=言葉を雑に扱ってしまうと、知らないうちにプツンと切れてしまう。またこれは、自分では丁寧に扱っているつもりでも、一方的なもので自分が強く引っ張っていたらそれもまたプツンと切れる要因になる。

一方で、丁寧に扱って磨いていけば1本の糸はとても強靭なものになる。それはまるで「蜘蛛の糸」のように。そんな糸で紡がれた繋がりはとても強くて綺麗な繋がりになる。


言葉を発するのにお金はかからない。
だから基本的にもったいなさとか、ためらいとかって持ちづらい。
でもこの感覚が危ない。

言葉は糸なんだから。

それをどう扱えるかで、いい繋がりにも悪い繋がりにもなるんだから。


常に「言葉を紡ぐ」を意識していきたい。

だから私はプロフィールに載せている。
自分にそう、言い聞かせるために。

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塩浦良太
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