「利益=事業継続コスト」という考え方 No.1134
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2024年2月10日 「DayOne日記」No.1134
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。
今日も朝から
ドラッガーの365の金言を読んでいると
企業の「利益」について書かれていました。
企業の利益には3つの役割があると
言われていますが、
その役割の1つが私にとっては、
新しい利益の捉え方になりました。
それがこんな文章です。
ーーーーーー
第二に、
陳腐化、更新、リスク、不確実性をカバーする。
この観点から見るならば、
いわゆる利益なるものは存在しないことになる。
事業継続のコストがあるだけである。
こうしたコストをカバーすることは
企業の責任そのものである。
ーーーーーー
という話です。
私はこの文章を読んで、
「まじか?!」と思ったのです。
今まで利益は、
企業にとってプラスになるもの、
成長につながるものだと考えていました。
でも、
ドラッガーの見方としては
利益は、企業の事業継続にかかるコスト、
そして、未知、不確実性、リスクを
軽減するために利用するものと解釈しています。
でも、考えれば確かにそうなのです。
企業にとってプラスになるもの、
成長につながるものも、裏返しで考えれば
より事業を継続させることになるし、
リスクを軽減するからさらに事業継続できる。
そう考えられるのです。
そんなことを考えていると、
人の行動も同じではないか?と考えるのです。
なぜお金を稼ぐのか?
という問いにも近しいと考えます。
企業が事業継続コストと考えるなら
人でいえば、生きるためのコストと捉えます。
「多くお金を手に入れたい」
というのも、企業が不確実性やリスクを
軽減するのと同じように、我々も生活の中での
リスクや不確実性のカバーと同じです。
老後の貯蓄なんて、まさにそうですね。
老後という不確実性に対して
どう対応するのか?
その手段として、お金を残すという手段。
そのように、生きるためのコストと
不確実性を軽減する目的で「お金を稼ぐ」と
捉えると、生きる土台を
しっかりするために必要な不可欠なもの。
という意味で強化されていくのです。
「お金を稼ぐ」という文脈だけみれば
卑しい、がめついというイメージがありますが
生きるためのコストを捉えれば
全く違った感覚になるはずです。
「お金を稼ぐ」というのは、
生きるためのコストでありリスクを減らす手段。
それをどこまでできるか?
そんな風に考えると、
お金を稼ぐことは決して悪いことではない。
そのような認識になってもきます。
むしろ、
不確実性を減らすためにもっと頑張ろうと。
そう背中を
押してもらえる学びになったのです。
ぜひ、前向きに捉えていきたいものです。
それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。
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