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【マネジメント】察して欲しいと思ったら終わり


みなさん、こんにちはー!

今日のnoteは、マネジメントについて、「察して欲しいと思ったら終わり」というお話です。



察して欲しいという甘い誘惑

僕がマネジメントに携わることになって、幾度となく感じた甘い誘惑があります。

それは、どう考えても現場的にベストな選択ではないが、上層部がかなり強硬なため、実行せざるを得ないようなときです。

流石に正面切って、この選択でやるべきじゃないけどやりましょうとは言えないけど、ぼやかして言えば、メンバーが察してくれるのではないかという誘惑に襲われることがあります。


ただ、この、「察して欲しい」とマネージャーが感じるときというのは、完全に自分自身が逃げていることからの現実逃避です。

マネージャーは「察して欲しい」と思ったときに、立ち止まり、本当にそれでいいのか考える必要があります。



あなたと心理的距離が近いメンバーは?

例えば、察して欲しいあなたは、全体にぼんやりとした、歯切れの悪い説明をした後で、心理的距離が近い部下とランチに行ったりします。(あるあるですよね)

そこで、あなたは、こういう風に言うはずです。

「なんだか、歯切れが悪い話でごめんな。俺も反対はしたんだけどさ、上がどうしてもって言うから・・・・何とか、やってくれないか?」

と。


あなたは、上司に反論できなかった自分、上と板挟みの自分に、自分で同情してしまっていて、「察してもらえる」と思ってそのような言動をしますが、この時、メンバーのほうは

「なんかよく分かんねぇこと言ってるぞ。まぁ、単純にイエスマンの自分を認められないんだろうな。ださ・・・」

って思っている可能性が高いです。


自分がマネージャーを見ていた時の感覚を思い出してください。

「嫌なら、ちゃんと上司と調整する、調整しないならそれをしっかり実行するのがマネージャーの仕事だろう?」としか思わないのが自然です。


察してもらえるという、淡い期待で、カッコ悪いことをしてしまうダメージは計り知れません。


あなたと心理的距離が近くない部下は?

あなたが、距離が近いメンバーだと思っている人ですら、察してはくれないわけです。

ましてや、それ以外のメンバーは、もっと素直に、「なんか大変そうに喋ってるけど、自分の仕事ちゃんとやってないだけじゃん・・・!」って思っている可能性が高いです。


そういう声が上がったときに、心理的距離が近いメンバーに上手くフォローして欲しくて、ランチに誘って↑の話をしていますが、当然フォローしてくれることはありません。(なぜなら、メンバー自身の価値が下がるからです)


このように、「察してもらおう」として、あいまいな言い方をしたりするのは、決してマネージャーにとってプラスになりません。

むしろ底の浅さを露呈してしまうだけなので、まずは、しっかり、言うべきことを上長と掛け合ったり、やるべき調整をすること。

そして、その上でどうしても、納得しがたい指示をせざるを得ない時は、自分の力不足を素直に認めてメンバーに伝えることをおススメします。

僕はすごく気を付けるようにしていました。


最後に

今日は、マネージャーが「察して欲しい」と思ったときは、危険信号というお話をしました。

確かにマネージャーの仕事は板挟みになることもあり、大変ではありますが、そこから逃げて「察して欲しい」と思い行動してしまうのは、よろしくないのではないかと思います。


「察して欲しい・・・!」って感じたときは、自分がマネージャーの責任から逃げていることを自覚して、改めて向き合うようにすると良いのではないでしょうか。

では、また!



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