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人を転がす技術なんてない #1283
お元気ですかー?
今日は「人を転がす技術なんてない」というテーマでお話しします。営業や面談の場で、僕が声色や話し方、姿勢を変えることについて、後輩やチームメンバーから「どう使い分けるんですか?」「それって人を転がす技術ですよね?」と質問されることがあります。でも、これは「人を転がす技術」とは違うんです。
技術はどう使うのか?
「人を転がす」というと、まるで相手をコントロールするかのような響きがありますが、僕が技術を使う目的は、そこではありません。あと、別に大した技術はありませんw
確かに、コミュニケーションでは「相手に動いてほしい」と願う場面もありますが、僕が声色や姿勢を変えるのは、相手に「伝えたいことを伝えるため」にすぎません。
たとえば、営業や面談の場面で、共感したり、要約したり、おうむ返しをしたり、観察したりするのは、相手がどんな状況や気持ちにいるかをしっかり理解し、こちらの伝えたいメッセージが正確に伝わるようにするためです。その瞬間に合わせた伝え方を工夫し、「この言葉が響くかな?」「この話し方なら伝わるかも」と、懸命に試行錯誤しながら技術を活かしているだけで物凄い技を繰り出しているわけではありません。
伝えるために技術を使う
ここで大事なポイントは、技術は「人をコントロールする」ために使うのではなく、「伝えたいことを真っ直ぐに伝える」ためにあるということ。もし技術を、相手の意思をねじ曲げて自分の意のままに動かそうとする目的で使うなら、それは僕の中では「詐欺」に近い行為です。
コミュニケーション技術を学ぶことは大切です。ですが、そこに「相手のために伝えたい」「一緒に良い方向へ進みたい」という本気の気持ちが伴わない限り、その技術は本物の力を発揮しないでしょう。技術が高度になればなるほど、悪いことに使わないようにしなくてはなりません。
本気であれ
練度の高い営業の方はたぶん価値のないものも売りつけることができます。(僕はできませんが)
僕は素晴らしい営業パーソンが届けるサービスと懸命に向き合っている場面をよく目にします。きっともっと儲かるものを売ることができるのに。
これは本気になるためのプロセスなのではないか?と僕は考えています。技術を適切に使うにはまずは、本気で目の前の相手と対峙することが、きっと大切です。
この気持ちがすべてのスタート地点です。自分のためではなく、相手のために全力で話し、全力で伝える。すると、自然と伝わる方法が見えてくるはずです(急に解像度荒いw)。技術はそのための手段であり、相手に貢献するためのツールです。相手の心に届くかどうか、それは自分の本気度にかかっています。
最後に
「人を転がす技術」なんてものは、そもそも存在しません。技術はただのツールであり、最も大切なのはその先にある「本気で伝えたい」という気持ちです。本気で向き合い、相手のために言葉を選び、技術を活かすことで、初めて伝えたいことが相手に響きます。たぶん。きっと。絶対。
では、また!
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