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規制の中で許可をもらうとはどういうことか #1257

お元気ですかー?
今日は「規制の中で許可をもらうとはどういうことか」というテーマでお話しします。これまで長い間、人材派遣や人材紹介に携わってきましたが、ふと「このビジネスが許可制であること、みんな本当に理解しているのか?」と疑問に思うことがあります。

人材派遣・人材紹介は許可制

まず、人材派遣や人材紹介の仕事は、国家から許可をもらって行っているビジネスなんです。これ、意外と意識されていないかもしれませんが、簡単にできる仕事じゃないんです。許可をもらうためには、いろいろな基準や条件をクリアしないといけません。でもそれ以上に重要なのは、その許可をもらった後、しっかりとルールを守ってビジネスを続けていくこと。だからこそ、僕は思うんです。「その重みを本当に理解している人、どれだけいるんだろう?」と。
自ら経営をしているとか、経営幹部などでこのことを理解していない人は探す方が大変ですが、新卒・第二新卒などで突然人材サービス業界に入った人はそこまで理解して入ることはないでしょうから、最初は「なんのためにこんなに面倒なルールがたくさんあるんだ・・・?」と思うのではないでしょうか。(20年前の僕はそうでした)僕は20代前半で法務系の部門の方に「とにかく法律はしっかり学び、理解せよ」と言われて育ってきたので、ありがたいことにすぐにその疑問は解消されました。

ここで僕が言いたいのは、人材ビジネスに関わる以上、許可をもらって仕事をしていることを常に意識しなきゃいけないってことです。例えイチ従業員でも、このビジネスに関わり始めたばかりでも。
ちょっと厳しい言い方をすると、許可をもらっているんだから責任もあるわけです。適当にやっていたらそれこそ危ないんです。

銃だって古物だって自動車だって同じ

ここで少し視点を変えてみましょう。狩猟免許、古物商、自動車運転免許、これらもみんな許可が必要ですよね。なぜでしょう?答えは簡単、「危ないから」です。
例えば、銃を使うには厳しいルールがあるし、(普通に保管してても大丈夫そうに思いますが)ガンロッカーや装弾ロッカーの設置までしなきゃいけない。古物商も、モノを買い取る時に相手の身元をしっかり確認しなければなりません。(犯罪の温床にならないため)自動車だって、たとえ視界が悪くて、理不尽に思える状況でも、歩行者にぶつかったら車側が悪いのです。

つまり、これらは危険なものを取り扱うからこそ、厳しい規制があり、その中で許可を得てやるものなんです。そして、人材派遣や人材紹介も、同じように「許可制」のビジネス。人の人生を大きく左右するという危険を伴う仕事だからこそ、許可をもらってやるわけです。

法律がおかしいといっている人、連絡くれ。勉強もしない奴、免許返納しろ。

さて、ここで言いたいことが3つあります。ちょっと辛口になるかもしれませんが、真剣にお話ししますね。

  1. 規制の中で免許をもらうということは、面倒で大変なことだということを理解しましょう。
    人材派遣や人材紹介、労働関連の法律は「面倒くさい」「なんでこんなに厳しいんだ」って思うかもしれませんが、これには理由があります。それは「危ないから」なんです。僕たちがやっている人材ビジネスも、人の人生に関わるという「危険」な側面があります。だからこそ、そのリスクを管理するためのルールがあるんです。そういうものと覚悟しましょう。

  2. 法律がおかしいと思うなら、法律を変える方法を一緒に考えましょう。
    法律を守らないで「こんな法律おかしい」っていう人がいますが、それならばまずは法律を変えたり、解釈を深く知る努力をしましょう。(僕はアドバイスを仰ぐために、何度労働局に電話したかしれません)法律を無視して勝手にやるのではなく、ちゃんと議論して、適切な方法を模索する。これが本当の意味での「改善」です。また、すぐに法律を変えるようなアプローチはできないことが多いですが、その中でも原理原則に則り、正しいと想定できる選択を追い求めることはできるはずです。一緒に取り組みましょう。連絡待っています。

  3. 勉強もせず、悪気なく法律を破っている人は免許を返納してください。
    人材派遣や人材紹介の許可を持っていながら、もしくはそういった企業に所属しながら、法律の勉強もせず、知らずに法律を破ってしまっている人、いますよね。悪気がないからといって、許されることではありません。むしろ、そういう人こそ許可を返納するべきだと思います。何故なら、あなたは「危ないもの」を取り扱う資格がないからです。

最後に

今日はちょっと真面目に「人材派遣・人材紹介において、規制の中で許可をもらうとはどういうことか」について話しました。許可を得てビジネスをするということは、それだけ責任と義務が伴うということ。僕たちはそれを忘れてはいけません。これを軽視するとまた、あの暗黒時代がやってくるかもしれません・・・

では、また!


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