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持続可能営業のマインドセット② ~なぜ届けたいのか考える~
今日は”持続可能営業”のマインドセットの中で、具体的に人それぞれ違ってくる「なぜ届けたいのかを考える」ということについて書きます。ここからはご自身に当てはめて考えるということが出てくるパートです。
”持続可能営業”とは何かはコチラ↓
そのサービスを世の中に広めたいのか
前回は、マインドセットの中でも”持続可能営業”の根底に流れる考え方である「働くとは社会貢献である」ということについて書きました。
今回は、個別具体的な第一歩となるポイントです。
皆さんは、自分の所属している会社のサービスを世の中に広げたいかを考えたことはありますか?
入社して、いつの間にか営業に配属されたりすると、毎日の仕事としてサービスを売ろうとすることが当たり前になって、案外考えたことがない方が多いと思います。
ただ、これから”持続可能営業”について様々な考え方やテクニックをお伝えしますが、”営業”の仕事は最終的には「そのサービスを世の中に広める」という仕事です。
仮に、自分が扱うサービスが自分自身が世の中に広げたいと思えなかったとしたら、無理なく生涯続けることができる”持続可能営業”なんていうものも、社会貢献という仕事の意味合いも元より成立しないわけです。
持続可能営業=無理なく生涯続けることができ、本当の意味での社会貢献を目指す営業スタイル
を実践するにあたって、自分の扱うサービスが社会的に意義があって広めるべきだと思っているということは必須項目なので必ず考えるようにしてください。
チェックポイントは2つ
自分の扱っているサービスを世の中に広めたいかを考えるにあたって、チェックポイントは2つだけです。
ちなみに、ここでは仕事そのものが社会貢献であるという視点からどの仕事も社会から必要とされているから世の中に存在すると考えます。社会貢献を全くしない反社会的サービスを扱っている方で、このnoteを読んでいるような奇特な方はすぐに転職サイトへ登録をお願いします。
チェックポイント①:とにかく好き
ものすごく単純ですが、あなたがそのサービスを好きかどうかです。
あなたそそでファンなら、絶対に広めたくなります。そして、嘘をついたり無理をしなくても、好きという気持ちで世の中に広めることができるはずです。
そもそも、好きなら考えるまでもないので、ほどんどの方は次のチェックポイントを考えることになることでしょう。
チェックポイント②:そのサービスを自分が使いたいor身内に勧めたいか
実質、この価値基準がチェックポイントになります。
人間の価値観というのは千差万別ですが、自分が使いたいか、そして自分が対象に入らない場合は身内に勧めたいかという基準で考えれば、嘘をつかないで無理をしないで営業をする下地はできていると言えます。
逆に、自分で使いたくないし、身内にも勧めがたいサービスを扱っている方は、嘘をつかざるを得ない下地があります。(だって自分が使わないんだから、世の中に広めるためには欺瞞が必要になりますよね)
まずは、この2点をチェックしましょう。
どう考えても広めたくない場合
さて、自分が扱っているサービスが好きでもなく、自分でも使いたくなく、身内にも勧めたくない・・・つまり、世の中に広げたいと思えないときですが、その場合はどのように考えればいいのでしょうか。
その場合の対処は以下の2段階です。
①自分が扱っているサービスのメリットを考える
まずは、改めて自分が扱っているサービスのメリットを考えます。場合によってはお客様に直接インタビューしてみましょう。
なぜ、自分も使わないし、たとえ必要な身内がいたとしても自社サービスを使わない理由は何でしょうか。
そのサービスが世の中に存在できているのは、何かしらのニーズに答えているからです。自分の価値観とは相容れないが、お客様は何かの価値観においてそのサービスを選んでくれているわけです。
そして、それでもメリットが出てこない(競合他社のサービスのほうが全方位的に優れているなど)は②へ進みます。
メリットが言語化できて、自分の価値観と違う場合(自分はサービスの性能で購入するが、自社サービスは低価格を理由に受け入れられていたなど)は、その価値観と寄り添うことができるか、理解して尊重できるかを考えます。
尊重して、そのメリットを世の中に広げるために全力を尽くしたいと能動的に思えるのであれば、身内には進めたいという考えをして、そのサービスを世の中に広めていってください。(自分の価値観に引っ張られて判断がブレただけ)逆に、受け入れられないと判断した場合は②に進みます。
②転職する
自分の扱っているサービスが、メリットが出てこないor価値観が受け入れられない場合、転職しましょう。独立して自分で愛着が持てて、世の中に広めたいサービスを提供していくのもいいかもしれません。
極論に感じる人もいるかもしれませんが、扱うサービスに共感できないのは”持続可能営業”としては致命的です。
なぜなら、スタート地点から無理が生じてしまっているからです。よく、得意分野で戦えとか戦う舞台を選ぶなんて言いますが、”持続可能営業”の場合は、嘘をつかないで無理をしないで社会貢献するという性質上、扱うサービスに共感ができないと成立しないのです。自分が世の中に広めたいと思わない以上、必ず嘘をつくことになります。
このnoteをここまで読んでくれている方は、自分が魅力も共感も感じていないサービスであっても売ることができるというある種のプロフェッショナルともいえる営業という仕事の一面に疑問を持っているはずです。
僕の仕事柄、いたずらに転職を進めたくはないのですが、”持続可能営業”を実践していきたいと思えば、自分の好きなサービスであったり、自分が好感を感じる人が働いている企業や業界などに転身することをお勧めします。(そもそも、そんなサービスは広めないほうが世の中のためです)
ただし、これは”持続可能営業”を自信をもって実践するための考えであり、この先お伝えするマインドセットやテクニックは、サービスへの共感が直接的に左右するものではないので、実践しながら共感のできるサービスを提供できる環境を求めていく感じで、焦りすぎないようにしていきましょう。
今回は「なぜ届けたいのかを考える」について書きました。次回は、マインドセット③「嘘をつかない」について書きます。
最後に
えー、今日のnoteはいつもの2倍くらい時間がかかりました。
普段から考えていることを書いたり、その日の出来事をヒントにnote書くよりも、この”持続可能営業”シリーズを書くと、書きたいテーマに合わせて自分の経験や考えを整理していくのはとても時間のかかる行為なんだなと学びになります。
では、また明日!
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