【心理的安全性】すぐバレる嘘をつく心理
皆さん、こんにちはー!
今日のnoteは「すぐバレる嘘をつく心理」というテーマで、最近気が付いた、過去の自分への反省をお話します。
すぐバレる嘘をつくチームメンバー
僕が、初めて課長になったとき、チームの中に、とにかくすぐにバレる嘘をつくメンバーがいました。(皆さんの周りにもいたりして・・・)
お客様からご指摘をいただいたので、何があったのかヒアリングしても、明らかに矛盾がある説明をしたり(お客様がおかしな方じゃない限り、そんなことにならないだろ・・・って言う内容)、今月の目標に到達できなさそうなときに状況を聞くと「大丈夫だと思います!頑張ります!」としか言わないという・・・
もちろん、大丈夫そうな根拠は特になく、説明はしどろもどろになります。そして、何を言っているか分からないけど、任せてみたら、結果は未達。しかも、月末ギリギリに僕から確認をするまで相談も報告もない。
何度も、一対一で、「バレる嘘やその場をとりつくろうようなことを言うのは意味がない(どころか、こちらが状況や判断を見誤る)から、やめて欲しい」と話をしました。メンバーからの返事は「分かりました!」なのですが、また、クレームが発生したり、月末になると、同じことを繰り返すのです・・・
僕は、このメンバーを、すぐにバレる浅はかな嘘をつく人だと認識し、とてもイライラしてました。そして、同時にとても困っていました。
子どものようだ
僕は、そのメンバーのことを、「未来のことを想像しないで、その場限りの嘘をつく、子どものような人」だ・・・と思っていました。
その時の僕は、子育てをしたことがなかったのですが、子どもは浅はかな噓をつくというイメージを持っていたのです。例えば、ジュースをこぼしてしまったときに、拭くこともできないけど、ママに報告もしない・・・そして、怒られたら、「こぼしてない!」って嘘をつく・・みたいなイメージです。
つまり、僕は、子どものことを想像力がないと認識していて、メンバーのことは、子どものまま成長していないために、想像力が足りなくて浅はかな嘘をついてしまうと考えていたわけです。
子どもも想像する
しかし、実際に子どもができて、子育てするようになり、大きな発見がありました。
上の子も、まだ3歳ですが、実は、子どもも想像する力はあるのです・・・!
過去の自分に教えてあげたい・・・
ジュースをこぼして、「こぼしてない!」なんて、言いません。仮に1回言ったとしても、それで怒られたとしたら、次は「(ジュースこぼれてるの)なんでだろうねぇ・・・」とか言って誤魔化してきます。そして、それでも怒られることを知れば、素直に謝るようになります。(なったりします)
それはそれで、浅はかな嘘をつくとも言えるかもしれませんが、少なくとも、同じことを繰り返すことはありません。
では、かつてのチームメンバーは、なぜ同じような浅はかな噓を繰り返していたのでしょうか・・・
切羽詰まらせていた・・・
実は、娘も何度も同じパターンで誤魔化そうとしてしまうことがあります。
それは、お漏らしをしてしまったときです。パンツがぬれた感じが不快で焦るのでしょうか。常に、「気にしなくていいよ」っていうメッセージを出すことができてなくて、パパとママがイライラしてしまうタイミングがあるからでしょうか。
お漏らししたなら、言ってさえくれれば、ダメージが少なくて済むのですが・・・月末のチームメンバーと同じく、何度言い聞かせても、お漏らしを報告してくれることはありません。
僕は、このことから、1つの仮説を立てていて、その仮説に確信を持っています。それは、
「子どもは想像力がないのではなく、切羽詰まると、先のことが想像できなくなる」
のではないか、ということです。
他の場面でも、娘に余裕があったり、すでに経験をしたことがあることで、怒られないことを理解していれば、浅はかな噓をつくことはありません。逆に言えば、「怒られる・・・!」って思ってしまえば、とにかく目の前のピンチから逃れたくて嘘をついてしまうわけです。(普段そんなに怒ってないよw)
むしろ、子どもは十分に想像力があると言えます。
僕は、子どもの能力を見くびってしまっていたことで、結果的にチームメンバーの能力も低く見積もってしまっていたのです。よく考えたら、わざわざその場を取り繕う嘘をつきたいわけないですよね。ただ、目の前しか見えなくなっているんです。
「怒らないから教えて」って伝えても、切羽詰まって嘘をついてしまう自分の娘の姿を見て、僕がメンバーのことを想像力のない嘘つき(ひでぇ・・・)だと思っていたのは間違いだと気が付くことができました。
どれだけ僕が丁寧に対話したつもりでも、メンバーは「怒られる・・・!」と切羽詰まってしまっていたのです・・・
心理的安全性が、生産性高く、豊かな気持ちで働くために、いかに大切かということと、心理的安全性を担保することは言葉で示すことだけではなし得ず、マネージャーのマインドや態度が伴っていないと難しいということを知ることができました。
それに気が付いて、かつてのチームメンバーに謝りたい(今度会ったら謝ろう・・・)と思いました。そして、これからご一緒するチームメンバーが、その場を取り繕うための嘘をついたときは、メンバーを追い詰めてしまっていて、切羽詰まらせているということを理解し、自分の態度を振り返って改めるようにしようと、強く誓いました。
最後に
今日は、「すぐバレる嘘をつく心理」というテーマで、子育てを経験したら、かつてのチームメンバーを見くびっていたことに気がついた話をしました。
すぐにバレる嘘をついて、その場を取り繕ってしまうとき、人は想像力が欠如しているのではなく、先の想像することができなくなるくらい目の前のことしか見えなくなっているのだということに(遅ればせながら)気が付くことができました。
心理的安全性について、勉強してみようと思います。
↑もう一回読んでみよう・・・
では、また!
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