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辞めるつもりで仕事するな #1337

お元気ですかー?
今日は「仕事への向き合い方」をテーマにお話しします。ベンチャーと大企業の両方で仕事をしてきた僕が感じたのは、 「辞めるつもりで仕事をしていると、良い仕事ができない」 ということです。短期的な視点では、結局自分にも周りにも良い結果をもたらさないのではないかと考えています。今回は珍しく、大企業の方がベンチャーより良い部分もあるという文脈です。

3年で辞めると決めると良い仕事ができない

僕がベンチャーに来て驚いたのは、「3年以内に辞めるつもり」で働く人が少なくなかったことです。独立を意識したり、転職を前提として働いている人が多いからです。
もちろん、短い期間で結果を出そうとする意識や効率的な働き方をする人が多いのは良い点です。ただ、一方で目の前の成果ばかりを追い求め、長期的な視点で考えないことが多いように感じました。

例えば、営業で言えば、とにかく売りつけることにフォーカスしてしまい、顧客の信頼を築くことや、将来的に価値ある提案をすることが疎かになるケースが多いです。長い目で見て、顧客の利益になることを優先する姿勢がなければ、良い仕事はできません。

一方、大企業では、長く働くつもりで仕事に取り組む姿勢を持っている人が多い印象です。基本的に長く働くつもりで大企業に入るからだと思います。だからこそ、組織や顧客との信頼関係を築くことで、持続的に成果を上げていく。この点は、大企業の良さだと思います。

IPOゴールも、転勤が前提もダメ

これは従業員だけの話ではありません。経営者や会社そのものが、短期的な目標やゴールを前提としている場合にも同じことが言えます。例えば、IPOやイグジットを目指して事業を進めること自体は問題ありませんが、そこにしか目が向かないと、従業員や顧客との関係が軽視されがちです。

また、転勤が前提の大企業でも同じことが起きます。僕は以前、長野県の拠点責任者として働いたことがあります。その際、「この地に永住するつもり」で仕事に取り組むことを意識しました。そのおかげで、地域に深く根差した良い仕事ができたと感じています。・・・たぶん。
少なくともそういったスタンスで仕事して、自分としては良かったなと思っています。

一方で、3年で次の拠点に異動することが前提の働き方では、どうしてもその地域や顧客に対するコミットメントが薄くなりがちです。3年間の成果さえ良ければ、そのあとのことは考えていなく、責任者が変わってからは成果が出なくなってしまう場面も多く見てきました。それでは地域や顧客にポジティブな影響を与えるのは難しいのではないでしょうか。

もし、辞めるとしても一生やるつもりでやるべし

僕が良いスタンスだと思うのは、 「どうせ働くなら一生やるつもりでやる」 ということです。
「どうせ1日8時間働くなら、有意義に過ごしたい」「どうせ3年働くなら、その3年間で最大限会社に貢献したい」「辞めるとしても、しっかり貢献して辞めたい」と考える方が、結果的に自分にも会社にも良い影響を与えるのでは?という考えにはある程度賛同いただけると思います。。

どんな理由でその仕事を辞めることになったとしても、全力で取り組んでいれば、その経験は必ず次のキャリアに繋がります。逆に、辞めることを前提に中途半端に働いていては、次に進む道を切り開く力もつかないのではないでしょうか。

最後に

「辞めるつもりで仕事をしない」こと。
これは、自分の成長のためだけでなく、顧客や会社にとっても価値のある働き方だと思います。長期的な視点を持ち、一生懸命取り組むことで、結果的に自分自身の未来も明るくなるのではないでしょうか。

もし「いつか辞めるから」と思う瞬間があったら、それを一度横に置いて、 「この仕事を一生続けるとしたら、どうするか?」 を考えてみてください。

では、また!


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櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
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