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【読書感想文】風に立つライオン #1174

こんにちは!
今日は、さだまさしさんの小説「風に立つライオン」についての感想をお話しします。

今日は僕が1番好きな小説についてのお話です。

この本との出会い

この本と出会ったのは、娘が生まれたときです。
僕は娘が産まれて、かなりの感情と考え方の変化がありました。
自分だけが、少なくとも自分の時代だけが良ければ良いと思っていたのが、もっと未来を見るようになったのです。
仕事に関しても、とにかく順調にお給料をもらえたらいいと思っていたのがもっと多くの人に納得の働き方を提供して、必要とされる仕事がしたいと思うようになったのも娘が産まれてからです。

その一環…ではないですが、世の中や社会のためになることをしたく、寄付先を探している時にググってて出会ったのが「風に立つライオン基金」でした。

今は休止しているのですが、この団体を寄付先にしたいなと思い、さだまさしさんの「風に立つライオン」という曲を聞き、感動し、さらには映画を見て感動し、小説にも手を伸ばしたのが出会いでした。

小説が一番良かった

そんな感じで、曲→映画→小説の順に出会ったのですが、大感動→涙する→大号泣の順番に感動しました。
小説が1番素敵で、今、ランダムにページを開いても泣いてしまいそうです。
命のバトンが繋がれる物語…いや、それは映画までで、小説はたった一人で目を背けたくなる悲惨な現実を明るく照らすことができる、風に向かって立っているライオンのような志のバトンが繋がれる物語です。
きっと、未来を見るようになった僕のその時の気持ちとリンクしたのだと思いますが、「たった1人で悲壮な空気を変えてしまうマスター安請け合い」の存在だけでも奇跡なのにその志のバトンが繋がれていく奇跡がもう、ものすごく胸に響きました。

それはもう、とても影響を受けまして、「オッケー、ダイジョブ」と安請け合いして、希望を見せられる人間であろうと、辛い環境でも1人でもコミュニティの雰囲気を変えられる人間でありたいと願うようになりました。そして、そうあろうとする姿勢だけは子どもたちにも伝わるよう願っています。(この物語と出会ってなければ「あえて今の仕事を選んでいる人を増やしたい」とも言ってないことでしょう)

息子の名は颯

さらに、どれほど影響を受けたかがバレるエピソードがあります。
娘が産まれてから3年後。息子がやってきてくれたのですが、その息子の名前は「颯」にさせてもらいました。
文字通り、つライオンからいただきました。(蛇足ですが、東日本大震災とも関連した物語であり、妻の実家が被災していることも縁を感じました)
すんごいウザいだろうから息子に伝えることはないと思いますが、僕も風に立つライオンのように生きることができ、そして、願わくば子どもたちにもそうあろうとして欲しいなと思います。

最後に

今日はさだまさしさんの「風に立つライオン」の感想を書きました。
僕にとっては生きることそのもの、生きる姿勢、想いを紡いでいくということが詰まった物語です。子どもが生まれた時に、この物語と出会う幸運に恵まれ、自分がどう生きるかに整理ができたような気がしています。
まだ触れたことがない方はぜひ、曲→映画→小説の順で体験してみていただきたいです。

では、また!


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