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【読書感想文】人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの #1181

こんにちは!
今日は田坂広志さんの著書『人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの』についての感想をお話しします。
会社の役員の方が紹介されていたので購入しました。そして、読んだ後気がつきましたが2005年の本です。
20年近く前であることは一切感じませんでしたし、それどころか現代の空気感に繋がるヒントを得られた気がしました。

読む前の自分

この本を読んで、僕自身、長年にわたってビジネスの世界で「勝ち」を追求する「勝者の思想」に縛られてきたなと感じました。
全く勝者じゃないんですがw、それでもビジネスや資本主義社会の中で、いかに勝つか?相対的に優れた評価を得るかに苦心してきました。
時に「ビジネスにおける成功に意味はあるのか?」と感じることもありました。とか書きたいですが、正直、ビジネス文脈で勝つこと、試験に合格すること、競争することに何一つとして疑問を持つことなく、すごしてきました。
大学中退は負け。それをどうとりもどすか?というように。(僕は大学中退)

読んだ後の自分

この本を読んで、すごく印象的だった文章がありす。

たとえ目的地に辿り着くことができなくとも、 その目的地をめざして、力のかぎり歩み続けていこう。 そして、どこまでも成長していこう。

我々は若い頃に競争の理屈による「勝者の思想」から旅を始め、心の余裕を失っていることに気がつき、目的までの道を誰とも競わずに歩む「達成の思想」に辿り着き、その道のりで成長する自分に気がつくことができた時、目的地に辿り着かなくても成長していこうという覚悟が決まり、「成長の思想」が生まれるという文脈の中で出てきた文章です。
田坂さんが語る「人生の成功」とは、社会的な地位や財を築くことではなく、自分自身の内面的な成長と向き合い、それを追求していくことにあるという点に深く共感しました。

この本を読んでいる間、ずーっと僕のチームのメンバーのことを思い出していました。
そのメンバーは「仕事に求めることは明白に、お金や会社への貢献、賞賛などではなく、成長である」と常に言っています。
僕は、この本に出会わなければ、この方を「謙虚な人」と捉えていたと思います。本当は、はるかに成熟した人なのに。
その方は僕より一回り年下であり、この本が2005年に発売された時点で、かなり時代を捉えていたのだと、その点も驚かされます。

読み終わって行動することにしたこと

田坂さんの著作に触れ、僕はさらに深く自己成長を目指すことにしました。
・・・と言うわけで巻末に募集のあった、田坂さんの主宰する塾への入塾を申し込みました。入塾無料でしたので奥さんの許可もいらないですし・・・(審査がありそうなので落ちるかもしれません・・・!)
また、成長と、そして、何よりも今、この時の命を輝かせるための考え方を学んでみたいので、田坂さんの他の書籍も読んでみます。

最後に

今日は『人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの』の読書感想文を書きました。
いわゆる成功を目指す本ではなく、生き方そのものを見つめ直すことができる一冊だと思います。
では、また!


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