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多様性の真っ只中で仕事できる喜び

今日のnoteは人材派遣営業やコーディネーターが悩みがちな”心無い一言で傷つく問題”の考え方をお伝えします。


クリスマスで思い出すこと

メリークリスマスイブ!!!

僕はクリスマスになると思いだすことがあります。

それは、少し前のクリスマスですが、ご自身の意志で(もちろん職場や僕らへの不満があったと思われる)退職する派遣スタッフが、なるべく早くという希望なので何とかうまく叶えようとして尽力していた時のことでした。

帰りにケーキ買って、予約してたオードブル取りに行って・・・●時までに娘をお風呂に・・などと焦りながら、派遣先企業と調整をして、途中経過を報告しようとしてスタッフさんへ電話・・・

そんなクリスマスイブの夕方でした。その電話はつながらず、留守番電話を残したのですが、数分後メッセージが届きました。

「私から話すことはありません。クリスマスくらいは家族とゆっくり過ごさせてください。」

・・・・・・・・・・・・・あっ、僕、泣くかも。

この時はちょっとこの片思いは辛い・・・し、なんか心無い言葉・・・と思いました。

今は考えが変わっていて、こんな程度の振られ方(?)では傷つきませんが、何だかモヤモヤしたなぁ・・・・

便宜上、このような一言を”心無い一言”と呼ぶことにします。


自分は自分、相手は相手

僕は人材派遣営業5年目くらいまでは”心無い一言”の対処法を「自分は自分、相手は相手と割り切る」という方法にしていました。

ものすごい辛いときは、相手は自分ではない。もしかしたら、機嫌が悪かったり、辛いことがあったり、大失恋したかもしれない・・・と想像するようにしていました。

(僕は嫌な運転する人を見かけたときも、大失恋したのかもしれない。泣きながら運転してメーター見えないんかな・・って思うようにしてます)

ただ、これはある程度の出来事には対応できる(というか確実に真実)なんですが、めちゃくちゃショックな時は効果が半減するんです。分かってるけどモヤモヤする・・という状態になります。

そんな中、人材派遣営業6年を超えてきたあたりに僕は新しい概念を知り、”心無い一言”の意味をようやく理解しました。


僕らは多様性のど真ん中にいる

発見した概念は「多様性」です。

自分は自分、相手は相手とか言っても、結局機嫌が悪いのかな?怒りっぽいのかな?お腹すいてる?とか想像する時点で、根本の基準には自分の感性や考えがあります。

なので、その基準から逸脱するとモヤモヤが残ってしまうんです。つまり惜しくも本質的ではないんですね。

その本質をズバッととらえるのは「多様性」という概念です。

今でこそ耳にする言葉ですが、7,8年前に僕は初めて意識した言葉で、確か何かの本で読んだんだと思います。

読んだ瞬間に「これだ!!」と思いました。

別にお腹すいてないし、失恋してないし、嫌なこともなく、そもそも僕とそのスタッフさんの関係の中ではそうなんです。

この関係の中では、僕からは”心無い一言”に感じられる言葉を選ぶ人だということなんです。

そう考えると、「日本も様々な多様性が根付いてきてるな・・・」と少しポジティブな気持ちも芽生えてきます。誰もが自分と同じ感性のほうが変です。そして、それがどうしても嫌であれば僕が距離をとればいいです。

比較する気持ちが全くなく、ただそこにある「多様性」だと理解してから、僕は”心無い一言”には何も感じなくなりました。

あまり話をしない同僚とかからは、異様なポジティブモンスターか逆に心が死んでいると思われていますw

本当は違うんだよーと説明したいです。


最後に

そもそも派遣という働き方は働く人たちのうちの3%にも満たない働き方です。

派遣で働くということを選んでくれる方は、(僕らの営業努力もあると嬉しいな!)基本的に正社員という働き方などに何かしらの疑問や合わない感覚があって選んでくれていることが多いと思います。(約半数の派遣社員が不本意ながら派遣を選んでいるというアンケートもあるのでその半数は別です)

すでに多様性の象徴ともいえる、いわゆる少数派の働き方です。

そして、僕は選択肢が多くなる世の中を良いと思って仕事していますが、自分自身は正社員で働いています。働き方で言うと大多数です。

僕たちは「多様性」をナチュラルに理解しないといけない。だけど、そのバイアスから逃れるのはめちゃくちゃ難しいです。

僕は自分のバイアスに毎日傷つきながら過ごしていますので、すっごく大変なチャレンジだと知っています。でも、人材サービス従事者はありのままの「多様性」を理解して受け入れていきましょう。

そして、その真っ只中で仕事できる喜びを感じていきましょう!(結構楽しいよ!)

そうしていると、”心無い一言”で傷つく必要がなくなるというポジティブな変化も訪れます。


そういえば、話は変わるけど、昔結構いた「派遣スタッフっていうのは〇〇(ネガティブワード)だから派遣を選んでるんだよ」とか言ってくる、多様性の面でも差別的という意味でも最悪だった派遣営業は今はどうしてるんですかね。(いたよね、そんな奴!!)

さすがにもう全員駆除されたかな。あいつら嫌いだったなー(←この感情は多様性を認めるとかではなく、純粋な嫌悪感です)

では、また明日!



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