スペシャルアクターズからアングリースクワッドへ
映画スペシャルアクターズ 5周年記念上映
行ってきました。
“カメ止め”上田慎一郎 監督の映画長編第2作 スペシャルアクターズの5周年記念上映 at 池袋シネマロサ。
作品から飛び出てきたかのような(観たらわかる)キャスト皆さんと上田監督の舞台挨拶も。
上田組のハートフルなわちゃわちゃ感(いい意味で)は、空気感は映像からもキャストの方たちからも滲み出るんだよね。
当時と同じく上映中に笑いが起き上映後に拍手で閉まる。
映画ラストの余韻の多幸感そのままに劇場が包まれました。
上田監督が当日語られたエピソードから、ホームである池袋シネマロサへの劇場愛も伝わってきて会場全体によき時間が流れていました。
作り手と観客が交差する劇場を大事にする姿勢ってサブスク配信の時代だからこそ唯一無二の意味が生まれる気がするなー。
タイミングってやっぱり命。
この作品が公開されて3年後には日本中を揺るがす大事件がありました。そしてカルト教団がらみで被害を受けている多くの方々の声が取り上げられました。もし劇場公開が 年単位でズレていたならデリケートなテーマだけにこの作品の持つ本質的なユーモアやその芯にある力強い魅力までは伝わりにくかったかもしれません。
そう思うと「届けるべき時に 熱を持ってちゃんと届ける」映画に限らず本当に大事なんでしょうね。
この作品は個人的にもとても思い出深いです。
2019年 公開時に ゆめのたね放送局 特番を企画・制作させていただきました。松竹ブロードキャスティングさんに全面バックアップいただき、多くの俳優さんたち、そして監督・プロデューサーまで番組出演いただきました。
5年経って、ますます皆さん、かっちょよかったですっ。来れなかった出演者の方たちの姿も改めてスクリーンで目に焼き付け直しましたよ。
あらゆる職場でクリーンさが当たり前になるように
河野宏紀さんは5年ぶりに拝見してやはりますますいい目されていました。着ていたTシャツのメッセージもこちらまで力強く届いてますよ。
舞台挨拶で、清瀬やえこさんは「上田組はハラスメントのないクリーンな撮影現場」を改めて強調されて絶賛されていました。
そういえばこの5年間。映画界でもえげつないハラスメントのニュースが様々、噴出していたのは記憶に新しいところです。
クリーンな撮影現場を「当たり前の基準」で経験している「スぺシャルアクターズ」の皆さんが、これからの映画業界を明るくしていくのですね、きっと。
そして映画界ではないけれど、組織改善・チームワークデザイン・コミュニティデザインを行なっているPARK STARSとして、あらゆる業種・職場・関わる方たちがますます気持ちよくフェアにお仕事ができる環境づくりを支援せねば、との想いを強くしました。
前出のゆめのたね放送局(インターネットラジオメディア)も2019年当日比べると 600名→900名の市民パーソナリティ皆さんが番組制作・配信をする規模になってきています。各スタジオのスタッフさんやパーソナリティ皆さんの制作環境も、他配信メディアのお手本になるよう更にクリーンな制作環境にアップデートしてければと思います。
スペシャルアクターズ から アングリースクワッド へ
そして2024年秋。上田慎一郎監督の意欲的な長編作が11/22(金)に公開されました。
▼ 映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』
スペアクのコピーこちら。
そして今作はこちら。
私たちの普段の暮らしの中にモゾモゾ潜んでいる重大テーマを、徹底的に極上のエンタメに昇華してしまう上田慎一郎監督。
今作もみんなで楽しみましょう。