川本 亮

Grubin(グラビン)代表。東京大学医学部医学科在籍中。

川本 亮

Grubin(グラビン)代表。東京大学医学部医学科在籍中。

マガジン

  • ミズアブよ、世界に翔け。

    アメリカミズアブに関する論文の紹介などを通して、ミズアブの可能性をお伝えしていきます。

  • とあるハタチは、考えた。

最近の記事

ある休日の夜、上野にて。

僕は、映画を観るのが好きで、それも特に最近はレイトショーに限ると思っている。 というのも、大抵、映画に行くのは、予定の詰まった日々から解き放たれた休日で、それもこれといった予定がない日なのだ。 生来、出不精の血がどこかに流れているらしく、そんな日に限ってどこに出かけるでもなく、一応は仕事のフォルダを開いてみるものの全く手につかない。 そうして、PCの傍に置いたiPadで、どうもつまらぬバラエティー番組を、ながら見して3時間ほどが経ってしまうのが常なのである。

    • 時給ってなんや。

      「時給」への意識。 この三連休、関西への帰省。 寝た。寝た。深夜まで友達と飲んだ。 そんな時、ふと話にあがったのが、 「東京の人って、時間切り売りするよね。  人情付き合いがあんまない。」 なるほど。 関西らしい、良い意味でベタベタし、なぁなぁの人間関係って、そこから来るのか。 ---------- 東京にきて一年半。 「この時間、損したな。  だらだらせんかったら、あの作業出来たのに。」 そう思う機会があまりにも増えた。 毎日が何かしらの「仕事」中心に回り

      • 沼田にて。 上州列車人間模様。

        「まもなく倉賀野駅~倉賀野駅。」 無為にスマホを触っていた手がとまった。 別に大した理由もないのだが、「倉賀野」という言葉に少し聞き覚えがあったのだ。 岡村にLINEを入れる。 あいつも、相当な戦国オタクだ。 「倉賀野って確か上州戦国史において名前でてくるよな。」 さすが岡村、既読が早い。すぐに返信があった。 「山内上杉重臣じゃないかな?  山内の本拠地は平井だし。」 確かにそうだ。 そしてこの何気ない気づきが僕をSNSの世界から引き離し、どうした訳かこの駄文へと駆り

        • 厳島にて。 鹿がいる。

          久しぶりに「音」を聞いた気がする。 シャラシャラシャラ 波が走り、砂と擦れ合う音。 ザクッザクッ 鹿が波打ち際を砂を踏みしめ歩む音。 観光客などほぼいない夜の厳島神社。 皆が自然と波打ち際の石垣に腰掛けた。 静かに並ぶ灯篭の列に視線を導かれ、目をやった先には大鳥居。 荘厳さに皆しばし黙り込む。 音が聞こえる。 久しぶりの瀬戸内の声。 日本海のように荒れ狂い自然の威厳を示すでもなく、太平洋のようにただ遠くまでその雄大さを示すでもない。 と、鹿が一匹、砂を踏みしめ波打

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        • ミズアブよ、世界に翔け。
          2本
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          4本