私がADHD診療を決断した日
こんにちは。
ADHDと共に生きるカウンセラーのRyo-Kanです。
私ってADHDなのでしょうか?
この問いを抱えながら過ごしている方は多いかと思います。
私もそうでした。
そして本当に自分がADHDかどうかを確かめるために
メンタルクリニックの門をたたくことは
私にとって勇気が要ることでもありました。
ADHDの診断を下される方には2つのパターンがあると思います。
1つはADHD以外の鬱の症状が表面に出てそれが理由で診断を受け、ADHDだとわかる場合。
もう1つは、自分もしくは家族が「発達障害なのではないか?」と思い、それを理由に診断を受ける場合。
私は後者でした。
ただ、振り返れば鬱も併発していたような気もするのですが、、
私が「自分が大人の発達障害に該当し、中でもADHDでは無いだろうか?」という疑念から「もう今、きちんと確かめないとまずい」という緊迫感に変わったのはやはり仕事上が原因でした。
私はとある外資系の企業に転職して2年ほど経っていました。
前職とは分野も違い、ミスを許されない雰囲気が濃い減点法の企業文化に心を削られながらどうにか頑張っていたのですが
日を増すごとに「何でこの人はこんなことができないのだろう」という視線、批判、叱責を受け続けることによって、更にその状況での辛さが顕著になっていたのです。
それでもどうにか食らいつくようにして業務に当たっていました。
元々、以下のような特性に「何でだろう」と思いながら、どうしてもできない、どうしても同じミスを繰り返す自分に幻滅しながら長年生きてきました。
・事務作業が苦手。時間がやたらとかかる。しかもミスが多い。
・マルチタスクが苦手。なのに様々なことに目移りしやすく、複数の作業を一度に抱えて同時にやろうとしたがる傾向にある。
・よって中途半端のまま、仕事が完了しない。
・1日、1週、1か月のプロジェクトの時間配分や段取りが苦手。
・ちょっとした刺激に気を取られ、すぐ気が散ってしまう。
・仕事始めにどれから手をつけたらいいのかわからず、混乱する。
・急がなければならない課題や仕事とわかっていなから、それがつまらないものだと手をつける気持ちが湧かず、つい後回しにしてしまいがちになる。
・結果、周囲からは「気分まかせに仕事をする信頼のおけない人」といったレッテルを貼られることになる。
・思いついたことをすぐに口にして、失言する。
・聞き間違いをしてしまうことも多い。
・よくものを失くす。
・物をどこに閉まったか(置いたか)わからなくなる。
・すぐに頭の中がいっぱいいっぱいになる。
・人の批判や叱責にも過剰反応してしまう。
・変化のない作業や課題を黙々とこなしていくことが苦手。
・たびたび気力が途切れてしまう。
ここまで自覚症状があって逆に我ながらよく今までやってきたと思いますが
発達障害やADHDに関しての認識が無く、ただ自分はできない人と思っていた点がありました。
逆に得意なこともありました。
・アイデアを提案すること
・営業
・人前でプレゼンすること
・思いついたらすぐ行動すること
こうした点が仕事の分野によって発揮されると加点法的に生きていけるのですが、その企業ではノーミスが前提の減点法的な業務と組織文化だったのでADHD特性を持つ私にとっては非常に厳しい環境でした。
ただそこでこの後お話する更なる環境の変化と重大かつ致命的なミステイクを起こしたからこそ
私は診断を受ける決断をして、自分がADHDだと知ることができました。
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皆さまにとって少しでもお役立ちできることを祈っています✨😌✨
入社して2年が経った頃、私は新規事業のプロジェクトマネージャーを任されることになります。
仕事ができたから?いえ、違います。
直属の上司が異動になり、彼が仕切るプロジェクトを私がやることになったのです。
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