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混迷的希望への過程と仮定

いつも目の前に
1本の道があって
だんだんと2つなって
同じ方向なのに
ふた手に分かれていく

感情線はループしようとせず
        いつも通りに離反していく

1つの感情と
相反する感情が
歪に分かれてくっついて
入りくんだのに合わさらない

それをもう1人の私が
横で何も言わずに眺めている

それでも手を伸ばして
掴めなくて、また伸ばして
後ろを向きそうな時に
もう1人の私が
冷たい眼で私を見る

行きたいとこへ行けばいい

過程など気にしない
辿り着くことが全てと
言い放ってくるくせに
過程を真横で眺めてる

私の手では届かない 自由は手に入らない

辿り着かなかった場所が
辿り着いた場所
また道が2つに分かれ始める
あなたは何も言わない
私は何も知らない

未来という美しい言葉が選ばせる

この道の向こうの景色を
同じ結果になる過程ですら
止まってないという証拠を
黙って見ているもう1人の私に
何もしてないわけじゃない

取り繕うように足掻き続ける呪文

本当は誰も見てない過程の価値を
ある程度予想出来る結果に抗う過程を
もし本当に辿り着いたのならの仮定に

踊れない私が踊らされているのなら踊るしかない

勝手に用意されたステージ
無茶苦茶なステップで切り込んだ姿で
全てをごちゃ混ぜにしたものを希望と
思い込む自由だけは持ち続けたい

だからあの空へ手を伸ばして
     その時だけの自由を感じて

何だかんだという迷路から空を見上げてる


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