たぶん見る方向の違いだろう
こちら側からはいつも逆光で
見るもの全てが眩しく目映い
みんなから見たら単なる影で
そこにいても気づかれぬ存在
こんな生きづらい世界なんて
口にしたところで変化はなく
より影っぽい人を見つけては
目映いつもりになって悲しむ
世の中の摂理とはそんなもの
そう思って諦めかけていた夜
月を見上げて少しわかったよ
影にもなるし目映くもなると
私の光の照らし方をさがして
私自身が動くことの意味深さ
ここで止まっていたらなにも
変わらない自分に気がついて
自分の足で歩いて光を照らす
光をいつも逆光と思ってきた
私の気持ちがすでに負けてた
今はもう大丈夫だから目映く
光も影も全てに気づける私に