このわがままな生き辛さを
目を開いてはいけない
その仕草で全てを理解しない為に
口を開いてはいけない
己の正義という剣を振りかざさない為に
耳で聞いてはいけない
言葉だけで全て鵜呑みにしない為に
匂いを嗅いではいけない
言外の意味を嗅ぎわけない為に
心を開いて 心で包み込んで
受け取って 思い暖めて
閉ざし固めてしまったら冷たいものしか出せない
心で聞いて 心で掴み取って
見えにくい本当は心を通わせてしか見えない
分かっていても出来ない時がある
分かりたくても分かれない時もある
分かりたくなくても分かってしまう時もある
分かっていても認められない時もある
すべてがそこにないような感覚に陥り
すべてがそこにあるように祈りながら
ここからの心の向けかたを今尚迷う
このわがままな生き辛さよ
今この時を生きている気がするよ
たった一度しか生きれない人生
たった一度しか死ねない人生
泥水を舐めるように這いつくばってでも
いつか自分のものにするその日まで…
今日もここに立ち心を開こう
明日もここに立ち心で聞こう
たった一人しかいない私の為に
たった一人しかいないあなたの為に
すべてがそこにあるように
本当の価値を見つけた時には
心の向けかたに迷う暇はないのだから