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自己肯定感は「6つの感覚」で支えられている!

ここ数年「自己肯定感」という言葉を見聞きすることが増えた気がしますが、あなたは「自己肯定感」ってどんなものだと思っているでしょうか?

正直、私も子どもたちを指導する人間ですが、良く意味を理解しないまま、なんとなく大事!という捉え方で

「子どもたちの自己肯定感が下がっている」
「子どもたちの自己肯定感をあげてあげたい」

なんて言っていたんです。笑

だって、調べても「自尊感情だよ!」という人もいれば、
「自己効力感が大事だよ!」という人もいるし、良く分からないまま
なんとなくで使っていたわけです。(恥ずかしい)

そんなある時、このままではダメだと思い、自己肯定感について詳しく調べていると、

『自己肯定感の第一人者』と呼ばれている中島輝先生のことを知りました。

その中島輝先生の本やコラム読んでみると、
とても分かりやすい「自己肯定感」の捉え方をされていて、
それを知った時に衝撃が走ったんです!

自己肯定感を1つの木として捉える


まず中島先生は、自己肯定感のことを

「自分には生きる能力があり、幸せになるだけの価値がある」と確信した感情です。

「子どもの自己肯定感の教科書」中島輝著

と伝えており、自己肯定感は環境や状況によって揺れ動く(高くなったり、低くなったり)とも伝えています。

その理由として、自己肯定感が「6つの感」で支え合っているからだと伝えているのですが、6つの感とは、

根:自尊感情(じそんかんじょう)自分には価値があると思える感覚
幹:自己受容感(じこじゅようかん)ありのままの自分を認める感覚
枝:自己有効力感(じごくうりょくかん)「自分にはできる」と思える感覚
葉:自己信頼感(じこしんらいかん)自分を信じられる感覚
花:自己決定感(じこけっていかん)自分で選ぶ決められるという感覚。
実:自己有用感(じこゆうようかん)自分は何かの役に立っているという感覚。

「子どもの自己肯定感の教科書」中島輝著

の6つのことです。

根っこが強くないと簡単に木は倒れてしまうし、枝がしなやかに伸びないと簡単に折れてしまう。

そんな木に例えた表現がとても分かりやすく、そして私自身すごく納得感がありました!

なぜなら、過去にこんな経験があったからです。


自己肯定感が上がらなかった女の子

私の場合、運動やスポーツの指導をしていて、子どもたちの「できた」という経験を増やすことを考えながら行っていたため自己効力感につながる部分が多くあり、

多くの子どもたちの場合、自己効力感が高まると同時に自己肯定感も高くなっていくことが多くありました。

しかし、ある子はできることが増えても自己肯定感が高まっていく気配がありませんでした。

その時、その子のご家庭の状況も知っていた私は、寂しさもあるだろうと思っていたので、

本来指導をする立場としては良くないと言われていますが、本人が私にスキンシップを求めてきた時には、受け入れるようにしていました。

そうしていくと、何かが満たされたのかその子が少しづつ安定してきたのです。

すると自分のできることにも目を向けられるようになり、自己効力感や自己肯定感も高まっていろんなこと果敢にチャレンジするようにまで変化したのです。

私の想い


いかがだったでしょうか?
自己肯定感について、理解は深まったでしょうか。
少しでも、理解が深まっていましたら幸いです。

私自身、上記のような経験から(他にもたくさんありますが)、

自己肯定感について『6つの感』の捉え方や考え方ができるようになれば、子どもたちにもっと適切にアプローチできると思ったんです!

そして、この『6つの感』の考え方や捉え方を多くの人に知ってもらいたいと思い、

中島先生のお言葉をお借りしながら先生方向けの研修会や保護者向けの講演会などでもお話させて頂いております。

自立の土台となる自己肯定感について、もっとお伝えしていけたら幸いです!


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