見出し画像

【ネタバレ有】ホラーを怖がれない奴が観る"死霊館のシスター 呪いの秘密”【感想】

こんにちはりょうです。
私はホラー大好きですが、ホラーをホラーとして楽しめないのが悩みです。
大きな音と血が苦手なので急な大音量に驚いたり、グロテスクな表現に実際の状況を想像して血の匂いがして気持ち悪いなと思う事は勿論ありますがそれまでで
よくある怖いな、夜眠れないな、トイレに行くのが怖いなとなれないのです。なんなら一人で部屋を暗くして寝る間際にホラー映画鑑賞出来る。

これは、夜眠れなくなるホラーに出会う為の戦いなのである。
とはいえ純粋な心が無いとホラーは怖がれないが持論なので難しいものがる。

死霊館のシスター 呪いの秘密

今回見た死霊館のシスターはシリーズ作品の一つである。
これ単発だけで観ても理解は出来るが、時系列的には「死霊館のシスター」から4年後の話であり前作から数人登場人物が引き継がれているのでそれから見た方がより楽しめます。
(私も5年ほど前に前作視聴済)

死霊館シリーズの中でも死霊館のシスターは宗教色が強いので、そもそも無宗教化の私にはあまり向いていないのかもしれない。

1956年、明かりがまだ今程明るくない時代、画面全体が薄暗いく周囲の様子が鮮明に見えないのが雰囲気を出している。
そんな中初っ端から悪魔に狙われ豪快に魔女狩りの如く火炙りにされる神父…テンションが上がる。

街並みキレイ、石畳最高!ワーゲンのビートルみたいなレトロカーいっぱい走ってるの可愛い最高!!
恐らくこういう所に目が入ってるから怖くないのだろう。

更に私を恐怖から遠ざけるのが祓うべき悪魔、ヴァラクである。
この悪魔、尼僧の格好をしているのだが完全に見た目がマリリン・マンソンなのである。
怖い、怖すぎる(笑)

マンソンを知ってる人が10人いたら10人がマンソンに似てると言うと思う。
自分で書いておきながら、自分はレビューを見る方ではないので分からないが絶対私以外にも言ってる人はいっぱいいる。

マリリン・マンソンはアンチクライスト(キリストの敵)なのであながち間違ってはいないのかもしれない。
となると気になる所はマンソンがヴァラク風のメイクをしているのか、ヴァラクをマンソンをイメージして作ったかである。

マリリン・マンソンの活動期間は1989年から、対して死霊館のシスターアメリカ公開は2018年。
私は未視聴だが最初にヴァラクが出てきたらしい「死霊館 エンフィード事件」のアメリカ公開は2016年といずれもマンソンの方が先にあの風貌で活動している。
もしかしたら彼をイメージしてヴァラクは作られたのかもしれない。

ヴァラクによって火炙りにされるシスターの耐火性について

ヴァラクとの最終決戦、最序盤に火炙りされた神父のように宙に引っ張られ火炙りにされるシスター。
とある理由でシスターには火は効かず、修道服に引火し絶叫するも無事生還する。
その際引火した筈の修道服も全く無傷なのが笑ってしまう、宗教的にアウトだったのだろうか…セクシーな姿に白とは言わないがせめて裾がボロボロになる位しても良かったんじゃないだろうか。
作り込まれているのに随所にツッコミどころがあって面白い。

一瞬の無音が神聖さを感じる。
ワイン樽が壊れ床一面がワインでいっぱいになる中、シスターが見習いシスターに一緒に祈るように言うシーン。
辺りは風やヴァラクに操られた男の声がが響く中、一瞬無音になり捧げられる祈りにエコーが掛かった演出が美しくて背筋がゾワっとして気に入った。

キリストの血(ワイン)とシスターの持つ血脈が結果としてヴァラクを倒すに至るのだが、ここで漸く前作の神父があまり役に立たなかったにも関わらず
前作ではシスター見習いだった彼女が活躍したかを知ることが出来た。
結局は信仰心より血脈なんかと思わなくもないが、先祖代々受け継いできた信仰心のお陰とも言えるのかもしれない。
よく言われている悪魔の名前を知らなくても倒せるんだ、という疑問は残ったが
概ね楽しめたと思う。

所で悪魔り取り憑かれて襲ってきた男と良い感じになる母娘よ、本気か!?私ならトラウマもの何だが!?

#映画感想文


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?