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ストレスが原因で肌荒れが起こるメカニズムと対策
皆さんはストレスが溜まると肌が荒れたりしますか?
ぼくはストレスが溜まったときに最初に出る身体症状がニキビと肌荒れです。
だから肌荒れを発見したときには、「あ、いまストレス溜まってるかも」と思うようになりました。
でもなぜストレスが溜まると肌が荒れるんだろう?と疑問を持ったので色々調べてみました。
ストレスと肌荒れの関係
ストレスが増えると、体内のコルチゾールと呼ばれるホルモンが増加します。このホルモンは、炎症を引き起こすサイトカインという物質の生成を促進し、皮膚の状態を悪化させることがあります。
また、ストレスが原因で、皮脂の分泌量が増えることもあります。皮脂は、適量であれば肌を保湿する役割を持っていますが、過剰に分泌されると、毛穴を詰まらせたり、雑菌の繁殖を促進して、ニキビや吹き出物などの肌荒れを引き起こすことがあります。
以下の論文はニキビとメンタルヘルスの関連を調べた論文です。
研究では、アンケート調査により、ニキビに悩んでいる患者のうち、ストレスや不安、うつ病などの心理的要因があると回答した人の割合が高いことが示されました。また、ニキビができたことによるストレスが、さらにニキビを悪化させることがあることも報告されています。
ストレスによる肌荒れの対策
睡眠を十分にとる
睡眠不足は肌荒れの原因の一つとされています。
睡眠不足が続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、肌の保湿力が低下したり、炎症が起こりやすくなったりするため、肌荒れを引き起こす可能性があります。
また、睡眠不足は免疫力の低下につながり、紫外線や外部刺激に対する肌の防御力が弱まるため、肌荒れを起こしやすくなります。
一方で、十分な睡眠をとることで、肌の修復や再生に必要な成長ホルモンが分泌され、肌の健康を保つことができます。また、睡眠中には血液循環が良くなり、細胞の新陳代謝が活発化するため、肌が美しくなるとされています。
リラックスする
ストレスを感じたときは、深呼吸やヨガ、マッサージなどのリラックスする方法を試してみると良いです。リラックスすることでストレスを軽減し、肌荒れを予防することができます。
適度な運動をする
適度な運動はストレスを軽減し、血流を促進することで肌の回復を助けます。運動は過度に行わず、自分に合った方法で行うことが大切です。
水分を十分にとる
水分は肌にとって非常に重要な栄養素です。ストレスを感じているときは、水分を十分にとることで肌を保湿し、健康的な肌を保つことができます。
スキンケアに気を配る
ストレスを感じているときは、肌が乾燥しやすくなるため、保湿成分の入ったスキンケアを使用することが大切です。また、肌に負担をかけないように、刺激の少ないスキンケアを選ぶようにしましょう。
肌荒れが原因でストレスが溜まる
ここまではストレスが原因で肌が荒れる理由について解説してきました。
次は肌荒れがストレスにつながる理由を解説していきます。
肌荒れがストレスにつながるってどういうこと?と思われたと思います。
簡単にいうと肌荒れによって対人関係で問題が起こり、それがストレスに繋がっていくのです。
以下の論文では肌荒れがストレスやうつ病につながる可能性について報告しています。
研究によれば、肌荒れによる外見上の変化が、対人関係において患者に負担を与え、社会的孤立やうつ病、不安障害などの精神的な問題を引き起こす可能性があるとされています。
対人関係はストレスに大きな影響を与えるので、この論文結果は納得ですね。
おわりに
人によっては肌荒れを気にしない人もいるかもしれません。
ただ肌荒れも身体の異常な反応の一つなので見落とさないようにしましょう。
もし最近肌荒れが起きているならば、「ストレス溜まってるのかな?」と自身の心身の状態を見直してみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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