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兵庫県知事選挙後の「Mrサンデー」を観て思ったこと。の件。

昨日20時過ぎ、兵庫県知事選について一部メディアが「斎藤氏当選確実」を報道した。しばらく「当確」を出さなかったメディアもあったが、21時40分ごろ、斎藤氏自身が選挙事務所に登場し、当選の挨拶をした。

22時になり日曜夜の報道番組「Mrサンデー」が始まると、それまでは今回の知事選を一切報道してこなかったテレビ局が、初めて知事選を詳細に取り扱った。

そこには以前斎藤氏を痛烈に批判をしていた泉元明石市長の姿もあった。手のひらを返したように素直に謝罪をする泉氏に、頭の良い弁護士としての一面を見た気がした。

番組の報道内容は、それまで全く報道をしてこなかったにも関わらず「斎藤旋風」として、批判されゼロからのスタートから、次第に支持を集めるようになったことが紹介された。「取材」はしていたが報道はしなかった証拠だ。

泉氏と同じように、手のひらを返したかのような「斎藤陣営の盛り上がり」報道のインタビューの中、気になったのは「何を参考に今回の投票をしたか」という質問だ。

インタビューされる20代、30代のコメントでは「SNS」での情報で判断したというのは想像した通りなのだが、驚いたのは、60代、70代、いや80代でさえも「YouTube」や「SNS」から情報を得たと答える人が多かったことだ。しかも「何が本当かわからないから自分で情報収集して自分で判断しないと」なんてコメントしている高齢者もいた。

驚きである。すでに高齢者でもインターネットで情報を得る時代なのだ。そして、ここまでインターネットやSNSが広がったのは「スマートフォン」の存在があったからだと思う。非常にパーソナルなアイテムである「スマホ」は昔スティーブ・ジョブズが目指したように「感覚的に」扱えるアイテムになった。今や70代以上でも「スマホ」を持っている人の方が多いだろう。パソコンなどが苦手な世代でも「感覚的」に使え「パーソナル」に情報収取ができるアイテムの存在は、間接的に選挙の形も変えてしまったことになる。いやはや、ジョブズの残した遺産は、亡くなった今も確実に人類に変化を与えている。

今回テレビなどの「オールドメディア」が「SNS」に敗北したと言われているが、その背景には、一人一人が持つことができ、情報という海に自由に潜ることができる「スマートフォン」の存在が大きいと、私自身は思っている。

今日はここまで。

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