![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156240471/rectangle_large_type_2_0695234dc20a91537f7cf9eb178c67b5.jpg?width=1200)
「呪術廻戦」最終回だったよ。って件。
昨日発売の週刊少年ジャンプで、人気漫画「呪術廻戦」が最終回を迎えた。SNSやメディアでも盛んに取り上げられているので、知っている方も多いと思う。
私はコミックスは購入していないが、週刊少年ジャンプで連載第1回からリアルタイムで読んできた。あれからもう6年以上経っているのかと思うと、いかに自分が歳を取ったかも感じる。
「呪術廻戦」も、大ヒットした「鬼滅の刃」同様、決して最初から華々しく人気があったと作品とは言えない。ここ10年くらいの新連載は(東京リベンジャーズ作者和久井先生「願いのアストロ」を除いて)鳴り物入りで新連載が始まるケースはほとんどない。人気作品を書き上げた「大御所」作家が週間連載に復帰するケースがなくなったのだろう。それだけ週間連載は重労働なのかもしれない。
そのため、週刊誌の新連載は実績のさほどない新人作家の作品が多くなるわけだが、当然知らない作家さんなので、連載開始時期は読んでいても、つまらなければ読まなくなっていく。「鬼滅の刃」も「呪術廻戦」も「最初は新連載だからとりあえず読んでおこう」から始まり、それなりに面白ければ脱落せずに継続して読む。脱落しない人が多ければ、連載も続く。新連載はいかに「脱落する人を無くすか」が重要なのだ。今はそれなりに連載が続けば、SNSやマスコミで取り上げられ人気になる。掲載中の作品では「SAKAMOTO DAYS」や「カグラバチ」が同じような人気漫画の道を進んでいると言えるだろう。
昭和の時代よりも遥かに競合のエンタメが増えている令和の時代、週間連載を続けられるマンガと言うのは、総じてレベルが高い。そのレベルの高さを維持していくのは大変な作業なので、ある程度の年数で完結をさせるのだろう。昔みたいにダラダラ続けても人気は維持できない。歴史を基にした「物語」的な作品はともかく、完全オリジナルで超長期連載になる作品はこの先現れないだろうと思う。「ワンピース」の次はもう無いという事だ。
「呪術廻戦」も大ボス「両面すくな(すいません漢字出なかった)」とのバトルを派手に描いていたが、あれ以上長ければ「飽きた」と言われるだろうし、さらに新しい敵を登場させたら「萎える」と評されてしまったと思う。
読者が飽きない範囲でラストバトルを描き切り、残り3話を使い読者が気になっていたであろう疑問点を丁寧に説明してくれる芥見先生の技量と潔さと親切心には、一読者として本当にありがとうございますと言いたい。いい最終回でした。6年半、楽しませていただきました。感謝いたします。
そして(週間連載じゃなくてもいいので)次回作も、期待しております。
今日はここまで。
現在フォロワー1000人目指し毎日投稿中。記事を読んだら「スキ」してもらえると嬉しい。「フォロー」してもらえるとさらに嬉しいです。
引き続き、どうぞよろしく!