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小さな「気持ち」を応援する件。

「どうしよう、フードロスしちゃうよ〜」

最近外食の時に、よくキミが口にする言葉だ。

「パパが食べるから大丈夫だよ」と僕はいつもそう答える。

娘よ、キミは宗教法人が経営している保育園(昔からある地元のお寺がやっている保育園)に通っていたからだろうか、この「もったいない精神」がしっかり根付いている。

キミも小学2年生になり、お子様メニューでは物足りなくなって、大人と同じメニューを注文するようになった。

でもまだキミは小さいから、頑張って食べても全部食べられない時も多い。

そんな時にキミは必ず「フードロスしちゃうよ〜」と困った顔をする。

眉毛を下げて困り顔をするキミはとてもかわいいが、パパとして放っておくわけにはいかない。

「パパが食べるから大丈夫だよ」

そういうとキミは必ず笑って「ありがとう」と言う。僕はキミの笑顔とこの言葉が好きだ。

僕はキミのフードロスを防ぐために、外食の時は以前より注文を一品減らしたり、好きなラーメンも大盛りを注文しないようにしている。だって僕がお腹いっぱい食べたら、キミのロスした分を食べられなくなるから。

キミは気づいているだろうか?

きっと気づいていないだろうし、気づいてもらえなくていい。

キミのフードロスを無くす取り組みを、パパとして応援したいだけなのだから。

今まで僕は「SDGs」なんて意識はしてこなかった。もちろん言葉は知ってる。「持続可能な開発目標」だ。

知ってるだけだから、当然行動もしてこなかった。

だけど「持続可能な開発目標」なんて意味もよくわからないだろうキミが「フードロス」を無くそうと思うのなら、パパは喜んでお手伝いしよう。

キミへのお手伝いが、僕の「SDGs」だ。

いつかキミも一人前の外食を食べきれる時が来るだろう。
そうなったらキミはひとりで「フードロス」を無くす行動ができるはずだ。

それまでのきっと短い時間だけど。

僕はサイドメニューを一品減らし、ラーメンの大盛りも注文しない。

これが今の僕の小さな行動だ。

キミがひとりでできるようになったら、僕もひとりでやれる「SDGs」を考えるよ。

「フードロス」の大事さを教えてくれて、ありがとう。

まだしばらくは、キミのお手伝いをしていたいパパより。感謝を込めて。



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