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テーブルチェックで「こちらにサインを」がなくなってしまう件。
クレジットカードの利用時における本人確認方法として一般的だった「手書きサイン」が2025年3月をもって廃止される。以降はPIN(暗証番号)の入力が原則となる。
この方法は、日本クレジットカード協会(JCA)が公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に基づくもので、クレジットカード業界全体でのセキュリティ強化を目的としている。
具体的には、カード決済時に店頭での端末操作などで暗証番号の入力をスキップし、サインで本人確認する「PINバイパス」は、2025年3月をもって原則廃止となる。その後は暗証番号を入力せず、サインで本人確認する方法は利用できない。
クレジットカードに暗証番号を設定していない人場合、3月までに設定を済ませる必要がある。そのため各カード会社は、設定を済ませていないユーザーに対して暗証番号の設定を呼びかけている。
今回の変更で影響が出る例の一つが、高級レストランなどでのテーブル会計だ。クレジットカードを伝票ホルダーに挟んでウエイターに渡し、サインで本人確認をする方法は今後利用できない。そのため、店舗は店員がテーブルまで持ち運べる決済端末を導入することが求められる。
尚、1万円未満の取引では暗証番号は不要といった「PINレス」取引と、今回変更となる「PINバイパス」は異なり、「PINレス」は引き続き利用可能だ。
というわけで、今年4月以降はクレジットカードを使い「こちらにサインを」と言われることがなくなる。まあ、よく考えたら「サイン」だけで本人を認めていた方がセキュリティの面でいえば、ありえないことだったのかもしれない。
昔、クレジットカードを使い初めて高級飲食店のテーブルチェックでサインを書いたときに「オレもいっぱしの社会人になった…」なんて思ったものだ。
セキュリティ面はともかく、テーブルでウエイターさんの持ってきた端末に「暗証番号入力お願いします」となるよりは、伝票ホルダー持ってきたウエイターさんに「サインお願いします」ってサラサラと名前を書く方が絶対にスマートだよね、と思う昭和のオジサンなのだった。高級店って証明薄暗かったりするから、老眼で端末のボタンが良く見えんと思う、、、。
今日はここまで。
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