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【空間ディスプレイ1級×VMD20年】数字を超える価値を創るっていうおはなし
VMDという仕事と僕のこれまで
空間演出? VMD?
ここでは、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)について、僕が20年近くかかわってきた実体験を交えながらお話しします。
VMDという言葉自体、あまり馴染みがない人もいるかもしれませんが、アパレルや化粧品のお店、スーパーマーケットでも同じく商品の並べ方や店内のレイアウト、演出、見せ方などをトータルで考えて、空間全体からブランドや商品の魅力を最大限に引き出す仕事です。
実績の数値化が難しい職種でもあるけれど、そのぶん独特のやりがいが
あります。
ディスプレイの仕方や空間のつくり方ひとつで、お客さんの来店数やブランドの印象が大きく変わるので、実はとてもクリエイティブな分野なんです。
そんな“数字では測れない価値”をどう創り出していくかを考えるのがVMDの面白さでもあります。
20年やってきて思うこと
僕は、このVMDの世界に20年近く携わってきました。最初は商品の飾り付けやポップの工夫から始まって、次第に空間全体の見せ方やブランドコンセプトとのかかわりに興味を持つようになりました。
いつの間にか、照明や素材選びといったインテリア要素まで幅広く考えられるようになって、自分の視点がぐっと広がったのを覚えています。
VMDで大切なのは、
来店者が空間に入った瞬間に「なんかいい感じ」と思えるかどうか。
これは視覚だけじゃなく、空気感や照明、音、香りのような五感すべてが
絡み合ってできあがる世界観です。だからこそ、ブランドのストーリーや
商品の背景を深く理解することが大切になります。
そして、それをどう空間に落とし込み、体験として提供するか。
ここにクリエイティブな醍醐味があります。
数値化しにくいからこそ資格を取得
VMDの成果は売り上げなどの数値に直結する部分がある一方で、イメージアップやブランド価値の向上といった、目に見えにくい効果も大きいんです。
そのぶん、実績を数字で示すことが難しい。
だからこそ、自分のスキルを客観的に証明するため、日本デザインプランナー協会認定の「空間ディスプレイデザイナー1級」を取得しました。
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VMDとこれから
空間をデザインする作業は、単に見栄えだけを追求するのとはちょっと違います。
ブランドの世界観や商品の魅力を、どうやってお客さんにリアルに感じてもらうか。
それは目に見えるディスプレイだけじゃなく、動線や照明、演出のタイミングにまで気を配る必要があります。
その複雑さが、VMDの醍醐味でもあるんですよね。
これからも、経験で積み上げたノウハウと新しい技術を組み合わせて、いろんな空間をもっと魅力的にしていきたいと思っています。資格を活かして信頼性を高めつつ、自分の持つ自由な発想も大事にしていきたい。
VMDの可能性はまだまだ広がるし、きっと新しい形が生まれてくるはず。
最後に
自分が作り出した空間で、お客さんやスタッフが笑顔になっている瞬間を見ると、本当にやっていて良かったと感じます。
数値化できないからこそ面白い、そんなVMDの世界を、これからも探求し続けるつもりです。
ポジティブな気持ちを忘れずに、新しい挑戦を重ねながら、多くの人に「空間っていいな」と思ってもらえるように。