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うつ病と「恐れ」

心臓が痛いと言ったって狭心症の人よりはつらくないし、絵だって描けるし創作だってできるはず。

私は何が怖いんだろう。
何を恐れているんだろう。

ALSで体がほとんど動かなくても、前向きに活動している人はいる。

でも私は何かが怖い。
何かが……。

心身の不調の兆し、そういったものを無視して、手遅れになることが怖い。

なぜならそれが、私の「うつ病」だから。

私はかつて私の声を聞かなかった。
根性・我慢・努力といったもので覆い隠して、私の声を無視した。

その後悔がきっと今でも心に残っている。

だからこれは報いだ。
自分を大切にしなかった者への。

自分を大切にするようにしてきた人は、大病になっても重い障害を持っていても、前向きに生きていける。

しかし、大病を患っていなくても重い障害を持っていなくても、死にたい人は死にたい。

なぜならそれは、自分が、そして他人が、その人を大切にしてこなかったから。

だからこれは、今まで自分が自分を無下にしてきたことへの報いなのだ。

だから死にたいというより、本当は、私は私を殺したいんだろう。
それほど憎んでいるのだ。

でももう全て終わったことだ。

私は私のそんな悪意に負けない。

しぶとく生きてやる。

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りゃん
創作頑張ります。