『アーモンド/아몬드』
【アーモンド/아몬드】ソン・ウォンピョン 著 矢島暁子 訳
※Instagramに投稿した内容をそのまま投稿しています。
僕は以前、某家電量販店で携帯販売スタッフとして働いていたことがあるのですが、その時に同じ職場だった方におすすめしていただいて気になり手にとった本です。
この本は"喜怒哀楽"という僕らに備わっている感情が欠落した17歳の男の子の物語について書かれています。
僕ら人間には扁桃体(題名 アーモンドはここからきた。)という組織が頭に2つあり、それが感情を生んでくれるのですが、この子は生まれつき扁桃体の発達が遅れているのが原因で感情がない、または感じにくいのです。
僕はこの本を読んで、「人間は感情があるから生きづらさを感じるけど、その感情なくしては人間として生きるは価値ない。」と思いました。
また個人的にこの本で好きな所と言ったら、同じ学校に通う同い年の不良少年ゴニと自分が経営する古本屋で交流をしていく内に仲を深めていく描写がすごく好きです♪
『人間とはなにか?』を問うような哲学的な話が好きな人にとてもおすすめの一冊です。
Ryuki