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コレクションという戦略と戦術

久しぶりに作品をコレクションした。

塩見允枝子さんの《Spatial Poem No. 2》(1966)と、Francis Alÿsの《The Loop》(1997)である。

どちらも、直接的に自分の作品の参照元となった作品である。《Spatial Poem No. 2》は《Swept along, but not swept away》(2024)に。

《The Loop》は《スマホ1台旅》(2017)に。

何を参照しているのかについては、修了作品解説論文の第4章で詳しく書いているのでお時間あればぜひどうぞ。

この修了作品解説論文執筆中(2024年12月)、作品について調べている時に「そういえばこれらの作品って買えるのかな」と思い調べてみたところ、買えてしまうことがわかり、そこからアドレナリンが出まくったことを覚えている。アート作品を買う、買える、調べるとなった時のあの感覚は脳内麻薬に思う。Francis Alÿsの《The Loop》に至ってはイギリスから取り寄せた。あと紹介しないが、実はもう1点購入している。

そして下世話な話ではあるが、

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