映画『エル・スール』
映画『エル・スール』
(1983年/スペイン)
監督:ビクトル・エリセ
脚本:ビクトル・エリセ
原作:アデライダ・ガルシア・モラレス
出演者:オメロ・アントヌッティ、ソンソレス・アラングーレン、イシアル・ボリャン
15歳の娘が、いなくなった父を回想し、自身もエル・スース(南)に旅立つまでを描いた映画。
この映画もまた、光と影の使い訳が抜群に上手く、絵画のような映画である。そして少女の真っ直ぐな瞳。ビクトル・エリセはどうしたらこんな瞳を撮ることが出来たのだろうと思ってしまう。人を真正面から撮るところもこの監督の特徴とも言える。