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【イベントレポート・後編】AI のド素人が AI 活用ワークショップに参加してみた

前編に引き続き、10/19に開催されたMarbleコミュニティのイベント『取材ライター向け AI 活用ワークショップ』にて得た知見をここにつづる。

前編はこちら↓




プロンプトは部下への指示出しと同じ

プロンプトとは生成 AI への指示を出す際に用いる定型依頼文である。このプロンプトを用いる際のポイントは以下の通り。

【プロンプトを使用する際のポイント】
①生成AI に十分な前提情報を与える
②依頼は一度にではなく、ステップバイステップで
③生成AI に合わせてプロンプトを適宜カスタマイズする
④プロンプトは部下とのコミュニケーションと同じであると認識する(最重要
⑤プロンプトは都度自らアップデートを行う

ただしじきるうさん曰く、「プロンプトは原則必要ない。プロンプトに頼らない質問力が大事」とのこと。

「人間らしさ」はAI に代替されない

じきるうさんが挙げる生成 AI の適切な使用方法は以下の通り。

【生成AI の適切な使用方法】
①ライティング未経験から AI を使用するリスク(誤った文法、トーン&マナーが不適etc.)を把握する
②生成AI を使用するにしても読者目線、編集者目線は必須
③一次情報を掴む取材力を鍛える
④生成AI のトレンドを追う(AI に関する知識は半年で古くなるため)

③でいう「一次情報」とは人間特有のニュアンス、感情、そして意図をさす。また、④の手段としてじきるうさんのXの『AI関連』リストがおすすめだ。

じきるうさんによる「人間らしいコンテンツはヒューマノイドであっても生み出せない。(ロボット三原則を前提として)倫理を超えられるのが人間である」といったお話が印象的であった。

コミュ強ほどより良いものを生み出す?

このワークショップを経て思ったことは生成AI が想像以上に「人間らしい」というものだった。生成AI がものづくりの効率化及び精度の向上に大きく貢献する可能性を秘めている(というか、すでに明らかにされている)。

一方でそれはあくまで生成AI を使用する人間のセンスや知識に依存する。まさに部下の才能を活かすも殺すも上司次第だ。そのためより良い作品を生み出したいのであればまずは生成AI を「道具」ではなく、対等な「パートナー」として辛抱強くコミュニケーションを取ることが大切ではないかと思う。

今後、ライターとしての基礎を築きつつ作品作りの工程に生成AI をうまく取り入れたい。

最後にじきるう様、Marble コミュニティの運営様、このような貴重な機会を設けていただき誠にありがとうございました。今回学んだことを糧に日々精進して参ります。

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