雑記:「類は友を呼ぶ」ってすごいね
今日も元気に中・上段足刀蹴りを擦る錆繼です。他に振る技が無いからってついつい押しまくってしまいます。
類は友を呼ぶ、って言葉があるじゃないですか。
人の周りには、自然と似たような人間がゆるゆる集まっていく、みたいな。
一種のオカルトじみた話ですけど、確かに似たような人間と一緒にいると安心できる事を思うと、自然と落ち着く方に向かっていったらそうなるのかな、なんて思ったり。
で、やっぱり私も交友関係を広げていくうちに、その類友ってやつを実感する事があるんですよ。
でも何故か、私の身の回りで起きる類友って、LGBTs関連ばっかりで。
集まる人間、近づく人間、何故だか話すと妙に高い確率で性的マイノリティをどこかに持っていて不思議なんです。そして、それ以外の共通項というものは大して無い。
そう、私には他にも幾つかの趣味や特徴が当然ながらあって、特に格闘ゲームは大好きなのに、そういった他の要素ではでは類友が起こらないんです。こんなに格闘ゲームが大好きなのに、しかもこんなに流行っているのに、近くにちっともスト6勢が増えてくれないんですよね。
そんな不思議な類友の事例を、なんとなく紹介してみようと思います。さくっと軽めに行こうね。
因みに、全員ネッ友で、その大半はプライベート用の別アカウントで仲良くなった相手です。リアルの人間関係、全然作ってないからさ……っていうかどこで友人って作るの……
~~~なんかの線~~~
例えば、ある技術者の友人。
本当に凄いソフトを作っていて、最初は自然と雲の上の触れられない人だと思っていました。本当にすごい人で、対して私は自己肯定感がダニより低いですからね。
でもある日、ふとなんとなく近くにいると落ち着きそうなオーラを感じたんです。それでたまたま界隈が近かったので自然と相互フォローになって、エアリプを飛ばしたりしているうちに段々と仲良くなっていきました。
それで、ある時弱っている姿を見て、話を聞いたりして分かるんです。あ、MtXだったんだ、って。
病み方の内容があまりにも身に覚えがあって、そうでもないと出ない悩みばっかりで。一緒に泣こうね、マイ・フレンド。
私はとっくにそういった仲の良い友人にはオープンにしていたので、そこからぐっと距離が縮まって、少なくとも私はもう大好きな親友だと思っています。
声も可愛かった。ほっぺたをむにむにしたい声をしています。
例えば、ある絵描きの友人。
本当に繊細な絵を描く人で、どこか妙に飄々としていて、掴みどころがあるんだかないんだか。
でも不思議とユーモアセンスに近さを感じて、ぬるっと近づいたらそのまま仲良くなりました。
するとやっぱりどこかで愚痴の内容に見覚えがある。というか私のコンプレックスとその人が欲する内容が一致していて、だんだん分かってくるんです。
あ、彼、トランス男性だったんだ。また!?!?
お互いに、自分の嫌う物を相手が羨み相手が羨む物を自分が嫌うという不思議な関係性ですが、なんだか喋る度に距離が近づいていきます。楽しいですね。
男性として生きていた時間を彼の為に役立てる事ができる可能性があると思うと、少しだけ私も楽になれます。
例えば、これまた絵描きの友人。
カートゥーン調が好きな人で、自然と仲良くなった直後からずっと私のことを可愛いと言ってくれます。あっこれ自分で言うと信じられないほど恥ずかしいな死ぬ。
猥談もする。バカ話のラインは相当深いところまで踏み込む。飲み会をすれば、互いに際限なく愚痴を山のように投げ合う。でも、本人がなにかに性的興奮を抱いている様子はまるでない。
そしたらある日、息をするように普通に自分がAセクだって言ってました。
ものすごい納得感。でも可哀想は可愛いと思う感性はあるみたいで……待って?これ、私が哀れだと思われてない?大丈夫?今度飲み会の時に聞こうっと。
例えば、本田使いの友人。
その力士と知り合ったコミュニティはVRChatユーザーの比率が非常に高いので、まあこれに関してはLGBTs率が高いのも当たり前の事でしょう。
メタバースは性別違和から解き放たれて自由に羽を伸ばせる場という側面を強く持っていますし、同時に「あれ、私意外と同性も行けるわ」という可能性を発掘するケースが凄まじく多い場ですからね。
この場合においては、最初から女性装で過ごしているMtXだと私は知っていました。そしてやっぱり、自然と仲良くなっていきました。
なんやかんやでお相撲を教えて、マスター帯まで連れて行く事が出来たのは格ゲー人生の中でも一番幸せな経験です。今でもたまにプレイを見て指導しています。
例えば、あるコスプレイヤーの友人。
なんか気が付いたらきゅっと近くに居て、正直どこから知り合ったのかはよくわかりません。この人もやたら私を可愛がってきます。
それもその筈、彼女はレズビアンなんですよ。で、関係性がネッ友なので、私は彼女と最初っから素で接してるんです。
でもレズビアンにしてロリコンの彼女に気に入られるって事は……もしかして私、言動が幼い?と思ったらどうやらそういう訳では無いらしく安心。
余談ですけど、彼女はレズビアン(それも結構ヘンタイな)でありながら男性と婚姻関係を結んでいます。意外と世の中、そういう事もあるんですよ。
他にも、まだネット上で男性的な言動をしていた(性別違和を気の迷いかもしれないから矯正できるかもと考えていた)頃に知り合って今でも深い関わりがある友人の中にも、MtXの愉快なマゾやなんかが居たりします。
というか、そういうのとばっかり何故か関係が長く続いて、それ以外のメンバーは大体気が付いたら「覚えてますよ」程度に関係が疎遠に希釈されていくんですよね。
で、すっかり関わりが無くなってから、ふと数年ぶりにネットでうっかり再会した友人はやっぱりトランス女性だったり。
自然と何故か鍵垢で繋がっていたフォロワーとは、「自分の性別を断言できるとそれだけでどれほど楽か」みたいな事を長々と愚痴り合っていたり。ごめんね、先に固まっちゃって。
最近自然と近くに寄ってきたフォロワーは出生時に割り当てられた性別が男性で、性的対象は男性且つある程度の性別違和を持っているようだったり。
そう、私のプライベート用アカウントのフォロワーはやたらと彼氏持ちの男性が多いです。これも不思議。
被虐趣味とギャグセンスが似ていると思って仲良くなった女性はパンセクシュアル。ぬるっと近づいてきて仲良くなったとある人物は、性別違和を自分が持っているのかどうなのかとクエスチョニングの状態にあるようです。私のエピソードトークで余計に迷わせてしまっているように見えるんだ、本当にごめん。
挙句の果てには、「ハンドルネームが似てるから仲良くしよう」などという徹底的にくだらない理由から仲良くなった友人が、ハンドルネームだけでなく男性として出生した自身の存在に対し性別違和を抱えているという点まで一致していた時は何の思し召しだと天を仰ぎました。
本当に、本当に類友って不思議。
一体どういう力が働いたら、これほどの現象が起きるんでしょうね。
でも、ネットができるより遥か昔の時代から、こうやって人は仲間として過ごしやすい人間となにかの力で引き付け合ってきたのでしょう。
だからこそ、こんな不思議な言葉が令和の今まで受け継がれて生き延びている。世界って嫌な事がどれだけあっても、本当に面白い事が起きるんだなと、なんだか捨てたもんじゃないかもなと思います。
これからも、仲良くできる大事な友人と元気に過ごしたいな。でもそれはそうと格ゲー仲間がもっと欲しい、そんな錆繼でした。全員引きずり込もうかな。
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