『象の消滅』を読んで

日常的な営み、その基盤に疑いをもつ、あるいは不確実さを嘆き、無気力、自暴自棄になる。
そこに向けた警鐘やメッセージ性はなくても、寄り添ってくれる、寄り添うことのできる短編集。

一種の自然、野生動物だと勘違いしてしまいそうだ。関係性は決して変わることがない。
ただただ慈しみに満ちていく。

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