絵と風
「海辺のカフカ」を再読した。
こんなにも「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」とつながっているとは思わなかった。
20年前に読んだときは、気づかなかったし、今ほど思い入れもなかった。
物語の中に、『絵』と『風』が出てくる。
『絵』は変わらないもの。
『風』は変わりゆくもの。
真理と変革。
原形と変化。
幹と葉。
軸となるものを持ちつつ、移ろいゆくものにも関心を持つ。
そのことが今回は私にダイレクトに届いた。
あとは、また何回か読んで記していきたい。
備忘録のようなものになるかもしれない。
すぐに忘れていくので書き記しておく。