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大阪中之島の水辺はいいところ、中之島美術館で歌川国芳展見てきた

土日も続けての連勤続きがあけて、平日ようやく休みが取れたので、大阪中之島美術館に行ってきた。(これは日記です)

大阪中之島美術館は2022年2月に開館したとのこと。 
今時で新しい大きい美術館作るの珍しいよね〜、と思ったら、準備期間約40年という紆余曲折を経て完成した美術館のようだ。


開館からずっと行ってみたくて、ようやく行くことができました!



シュワの地のような大阪中之島美術館

外面は黒の四角って感じ。中も四角。暗いトーンの中をすき間から自然光が差し込む。

なんとなく、漫画版「風の谷のナウシカ」のシュワの地(墓所)っぽさのある建物だ……。(わかりますか)

なぜこんな建物のデザインなのか、作った方のコンセプトが気になる。

歌川国芳の躍動感と青のグラデーション

今回見たのは、「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」でした。

江戸末期の浮世絵師、歌川国芳の作品の展示で、武者絵や戯画といった浮世絵が展示されていた。

感想は、

・前半の武者絵・説話、勢いや躍動感があって、構図が面白い!絵本みたいな位置付けで使われていたんだろうか?これは見る人は心躍っただろうなと思った。楽しい。

・色のグラデーションが美しい。とくに青色がグラデーションになってるものが何枚かあって、その色が美しくて好きだった。

・美人画の展示もあった。その着物の絵柄の中に美しいなと思うものがあった。見る人が見たら絵柄からいろいろ意味を見いだせるのかも。とにかく着物すてき。団扇の絵判の女性のシリーズがよかった。

・私は、展示のうち「鬼若丸の鯉退治」と「高祖御一代略図 佐州塚原雪中」(だと思う、展示作品リストに見つけられず、タイトルが違うかったらごめんなさい)が好きだった。
「鬼若丸の鯉退治」は源義経が鯉と戦う構図で、鯉が大きく躍動的で、赤と黒と青の彩色が美しい!ゲームのラスボスっぽい感じの構図で、めちゃ良かった。浴衣の柄とかにしたら映えそう。
反対に「佐州塚原雪中」は静かな絵だ。白を主とした絵で、雪の中を歩く一人の後ろ姿と、遠くの海の岸壁に立つ家々が見える。空の重々しいグレー。海の青。そのすべてに白く降り積もる雪。後ろ姿のしぐれてゆくか……(雨ではなく雪だけど)
教科書か何かで見たことがあったらので、有名な絵なんだと思う。静かな白の余白からいろんなことを想像させる、好きな作品だった。

・写真okのものもあった。大阪中之島美術館の所有なんだろうか。日本の美術展はだいたい写真NGなので(それぞれの作品の所有権があり所有者に許可を得ないと写真okにできないから、と聞いたことがある)現代的だ。

この絵は撮影okだった。

日本画の美術展には今回始めていった。難しかったりつまんなかったりするかなと心配だったけど、全然そんなことはなくて、結構楽しかった。
上品な着物をお召しのマダムがちらほらいて、絵について語り合っていて、粋だなと思った。粋なマダムになりたいものだ。

ミュージアムショップへ

「歌川国芳展」内にある展覧会のグッズ売り場は、ピンとくるものがとくになかったので買わなかったのだけれど、美術館自体の入り口付近にもミュージアムショップがあり、そちらも結構良かった。

アートにちなんだグッズ・アクセサリーのほかに、アートに関係あるのかないのかよくわからないが、バッグ・パーカー・アクセサリーなどが販売されていた。

私はミッフィーのマグネット2つ、クレーの「忘れっぽい天使」などのポストカードを3枚購入しました。


鑑賞後はインテリアショップgrafへ

grafはたしか10年ほど前にも行ったことがある。

以前行った時はもう少し東の建物にあったような。移転したみたい。インテリアショップにカフェも併設してたので、お昼ご飯を食べました。

インテリアショップとカフェが分かれてなくて、同じスペースでご飯を食べる感じだった。机とか、売り物と思ったらご飯食べる用だった。

頼んだのは、ランチの定食で、メインは金華豚、それにご飯、サラダ、お味噌汁、付け合わせで、1,500円ほどだった。

金華豚が、多分八角?結構独特な味付けがされていて、でもおいしかった。付け合わせの人参も、だいぶクミンが強い味付けだった。変わってるけど、結構おいしい。

ドリンクを一緒に頼むと200円引きだったので、台湾茶 凍頂烏龍茶(700円の200円引き)を頼みました。身体が温まる。

使われてるお皿が和食器で、素敵だった。お皿と台湾茶のカップは同じ和食器のようだった。お皿とカップを合わせられるの、いいな。若干欠けとかもあったけど、それも良さだなと思った。ショップの方で販売されていた明るい柄のやちむんのお皿もとても可愛かった。和食器が気になる、欲しい…。

中之島の水辺を歩く

中之島美術館は梅田から行くには、西梅田→肥後橋からいつもは行くんだけど、なんとなく中之島を歩きたくて、この日は梅田→淀屋橋へ行き、そこから中之島美術館まで歩くことにした。950m、徒歩13分。

土佐堀橋の川沿いが遊歩道になっている。大阪の高いビルの間を流れる川の側を、車がビュンビュン走る音を聞きながら歩く。川の側は落ち着いていて穏やかだった。

大阪は人が多くて騒々しいのであんまり得意ではないけど、大阪の水辺は好きだと思った。

中之島の西側が中之島美術館なんだけど、東側には大阪中央公会堂や中之島図書館、バラ園などがあるのでそちらも楽しいと思う。

中之島図書館は以前行って建物が良かった。中にあるカフェのスモーブローがおいしかったのでおすすめです。
詳細はこの記事に。


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