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夏の終わりの花火を、今度は子どもと3人で見た

2024年8月、夏の終わりに花火を見に行った。

小さい市のお祭りで、都会のお祭りに比べたら小規模ではあるけれど打ち上げ花火もあるということで、子どもと旦那さんと3人で行ってきた。


このお祭りには結婚する前に旦那さんと2人でも行ったことがある。旦那さんがとにか人混みが嫌いで、都会のお祭りや花火には絶対行ってくれない、ということで探した結果の場所だった。

森の中の公園が会場で、出店がたくさん出ていて、人もそこそこはいるけど、でも何をやるにも長蛇の列みたいな感じではないし、なにより花火を空いてる場所でゆっくり座って見ることができた。総じて結構良い印象で、いつか子どもと一緒に行きたいと思っていて、それが今年ようやく叶った。

行ってみると、駐車場(無料)がたくさん用意されているし、駐車場からはシャトルバス(無料)が出ていて、わりとスムーズにお祭り会場まで行くことができた。

食べ物や遊びの屋台がたくさん出ている。

日本のお祭りではあるのだけれど、なんとなく台湾の夜市を思い出しながら歩いた。元々見知らぬ場所なうえに、木に囲まれて屋台がたくさん並んていて、不思議な場所に紛れ込んだような、どこかで人間に化けた不思議な生き物とすれ違いそうな、そんな雰囲気のお祭りだった。

子どもは目を輝かせて歩き、ヨーヨー釣りとピンボールゲームをしていた。かき氷も食べた。



花火の時間30分前になったので、花火が見える場所に行くことにする。30分前でもまだ結構スペースが残っていたので、ビニールシートを敷いて見ることができた。花火が始まる。


子どもと旦那さんは並んでビニールシートに寝転んで、花火を見ていた。ちょっと似た顔が横に並び、子どもの顔が花火できらきらと照らされていた。
来てよかった。

子どもは楽しかったそうで、「しゅごいね」「〇〇(←子どもの名前)は、おっきーい花火が好きやねん」と言っていた。



子どもが生まれてから、子どもが生まれる前に行った場所に連れて行ってあげたいなと思うようになった。

例えば、和歌山県太地町のくじらの博物館で、ゆっくり泳ぐイルカやクジラを見せたい。例えば、森の中の川でカヤックに乗せてあげたい。

かつて2人で見たものを、3人でもう一度見れたらいいなと思う。


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