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わかりやすい文章を書きたい!ポイントは「少ない言葉で多くを語る」こと。

執筆:みず(Webライター)


つい下線を引きたくなる言葉。思わずメモをしたくなる一文。そういった表現こそ、本当の意味でわかりやすいって感じませんか?

たとえば、「どうすれば文章がうまくなる」というお題なら、次のような説明はどうでしょうか。

「まず書く」事が何よりの練習

出典:『人生という作文』下重暁子/著

こうした観点から、「わかりやすく書く」をテーマに、ベストな解説文のつくり方を、伝えていけたら幸いです。

長々と語っても言葉は染み込まない

わかりやすく書くには、「言葉を尽くす」のが一番だと思っていました。

ところが、長ったらしい解説文は、飽きられてしまう。最後まで読んでもらえない。

そのため、「端的で読みやすく印象に残る」ように書かなければ、わかりやすい文章にはなりません。

つまり、理解しやすいだけではダメで、感情に訴えるように書かないと熱心に読んでもらえないのです。

たとえば、中学・高校で使った日本史の教科書。退屈すぎて嫌になりますよね。なんとか読んでみても、恐ろしいほど頭にはいってこない。

読んでいて面白いと感じてもらえなければ、言葉は染み込んでいきません。

親身な説明と面白さの組み合わせから、「わかりやすさ」はうまれるのです。


解説文は短文を良しとする

短い言葉で多くを語る。これが解説文のポイントです。

情報量が同じなら、短文ほど読みやすい。加えて、簡潔かんけつなほど印象に残る。ことわざや名言が覚えやすいのは、簡潔だからですよね。

たとえば、「思わず読みたくなる”タイトル”のつくり方は?」と聞かれたとします。

どう説明すれば、わかりやすいでしょうか?

インパクト!コンパクト!

というのは、どうでしょう?

目立つ。短い。これら2点が大事だと、一瞬で理解できますね。

繰り返しになりますが、わかりやすい文章の要点は、言葉の節約にあります。普通なら5行、6行と書くところを、1行、2行で理解してもらえるように作文する感覚が大切!

そのためには、字数制限が有効です。制約があれば、ダラダラ書くのを防げますよね。

具体的には、説明したい事柄を20文字前後にまとめるイメージです。


(参考)「20字まとめ」の例題

例題をつかって、理解を深めてみましょう。

【例題】「都市」とは何か?20〜30字以内で、まとめると?

うーん...なやましい......!!

そんなときは、「都市」に関するキーワードをなるべく多く挙げてみる、と助けになります。

とくに反対語は、めっちゃ役立ちますよ!ちなみに都市の反対語は、「農村」です。

【解答例】農村の反対。農村は食料を生産し、都市は食料を消費する場(28文字)。

ポイントは、要約するのではなく、「凝縮する」こと。言いたいことの核心を、ズバっと端的にあらわすという意味です。

「情報量・わかりやすさ」はそのままに、端的に述べる。これが、わかりやすい文章の第一歩なのです。

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