記事一覧
【目次】映画•ドラマ
□ 【リスペクト】邦画
□ 【リスペクト】音楽が魅力的な邦画
□ 【邦画リスト】恋愛映画
□ 【邦画リスト】他者理解の不可能性
□ 【邦画リスト】秘密の枠外
□ 【邦画リスト】本当の恋、偽物の恋
□ 【邦画リスト】何者女子
□ 【邦画リスト】何者男子
□ 【邦画リスト】弱者男性
□ 【邦画リスト】死者との対話
□ 【邦画リスト】少数派の救済
□ 【邦画リスト】虚実皮膜
□ 【邦画リスト】終活
□
【プロジェクター】機材
□ XGIMI mogo pro
【比較】他者理解の困難へのアプローチ: 映画『怪物』/映画『ドライブ・マイ・カー』/音楽Mr.Children『ファスナー』
映画「怪物」(2023)は、他者理解について描いている。この作品を観て、他者理解について興味をもった方には、映画「ドライブ・マイ・カー」(2022)、Mr.Childrenの楽曲「ファスナー」(収録アルバム「It's a wonderful world」(2002))、の2つの作品の鑑賞を薦めたい。
その理由は、他者理解の困難に対峙するための各作品のアプローチを比較し、鑑賞後の実生活における他
【映画】自己の無意識の価値: 濱口竜介『偶然と想像』
「言語化できない未決定の領域に留まる才能です。(中略)
自分だけが知ってる自分の価値を抱きしめなくてはなりません。(中略)
そうして守られたものだけが、思いもよらず誰かと繋がり、励ますことがあるからです。」
映画「偶然と想像」の瀬川の台詞は、秀逸である。
それは、自己の中にある無意識の価値の大切さを教えてくれるからである。
「言語化できない未決定の領域に留まる才能」とは、自分でも完全に
【映画】わかりあえない相手と3Dの比喩: 『僕の好きな女の子』
「あなたはね、飛び出す映像を作ってるんだけど、その人は3Dのメガネをもっていないから、
3Dには見えないんだよ。
だから、ずっとわかりあえないと思う。
見えてる景色が違うから、ずっと話は合わないと思うよ。
その人が自分を3Dのメガネをもっていないと気づいて、飛び出したところを想像する努力をするか。
あなたが2Dでも立体的に見せる工夫をするのか。
その人に3Dのメガネを渡すのか。」
映画「僕の好
【映画】フロムから考える愛する力: 『そして僕は途方に暮れる』
「こいつは友達ってゆうか、親友って決めたら、ちょっとやそっとのことではブレないっていうか。お前はこの一カ月間、ただ失敗しちゃったんだろうなって。お前という人間のたまたまの失敗作なんだなって。」
映画「そして僕は途方に暮れる」の上記セリフは秀逸である。
その理由は、愛する力を描写しているからである。
このセリフは友情と人間関係の本質についての考察を含んでおり、その魅力を理解するためにはエーリッ
【映画】本物の恋の選択: 『恋は光』
映画「恋は光」のエンディングは秀逸である。
その理由は、主人公西条が本物の恋を選び取るという点にある。
作中で東雲は恋愛を「本能と学習からなる感情」と定義している。
ここでの「本能」「学習」は下記のように解釈できる。
本能 ≒ ドキドキ、衝動
学習 ≒ 穏やかさ、安心感
さらに西条の恋は、
本能の恋 ≒ 東雲への恋
学習の恋 ≒ 北代への恋
と解釈可能である。
物語の結
【映画】秘密の枠外: 『ちょっと思い出しただけ』/『打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか』
恋愛映画の魔法は、ありふれた現実を超えて、非日常へと私たちを誘うものだ。それは、「枠外」の世界へと私たちを連れて行く感覚だ。その枠外の世界でのドキドキ感、そしてそれを二人だけの秘密にする喜びが、映画の魅力の一部を形作っている。
□ 打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか
夏の夜、誰もいないプール。昼間の賑やかさが消え去り、月明かりだけが静かに水面を照らす。そこに二人きりで飛び込むとき、そ
【ドラマ】結婚の裏に潜む葛藤: 『昼顔』
「あなたは夫がもう自分を愛してないことを知ってるのだけど、生活を失いたくないから見ないフリをしてるだけ。」
(引用:ドラマ「昼顔」)
この台詞は、秀逸である。
それは、結婚生活における感情的な空虚さと経済的安定を失う恐怖が交錯が凝縮されているからである。
妻が夫が自分を愛していないことを認識していながら、それを受け入れず、あえて目をそらしているのは、心理的な葛藤を示していると言える。愛と生
【ドラマ】恋愛における魅力の力学: 『昼顔』
「それはあなたに立場を超えさせるだけの魅力がなかったのよ。」
(引用: ドラマ「昼顔」)
この台詞は秀逸である。
それは、ここには恋愛における根源的な真実が凝縮されているからだ。
恋愛はしばしば感情の奔流であり、社会的な制約やルールを越えるほどの強い引力が存在すると信じられている。
しかし、この台詞は、その越えるべき壁がどれほど高いかを暗に示しつつ、相手にその魅力が欠けていたことを突き
【妄想】映画化 『リリィ』BUMP OF CHICKEN
BUMP OF CHICKENの楽曲「リリィ」を聴くと、孤独な芸術家志望の青年が心に浮かぶ。スポットライトの下で自己を叫び唄う彼は、自身の弱さと無力感に苦しみながらも、自分と他者との間に壁を築いてしまう。
この青年の姿は、映画「何者」の主人公、二宮拓人と重なる。彼もまた、自我と自意識、そして社会の厳しい目に追い詰められ、精神的に破綻しそうになる。そんな彼を救うのは、ずっと片思いだった瑞月の一
【大喜利】発明家 千原ジュニア: ドラマから生まれた新感覚大喜利
千原ジュニアは日本のお笑い界の輝かしい星である。彼の特異な笑いのセンスは、時には業界の既存の概念を壊し、新たな風を吹き込む力を持つ。特に最近、彼が発明した「ストーリーテラー大喜利」と「いつから疑ってたんですか?大喜利」はその最たる例だ。
「世にも奇妙な物語」を愛する千原ジュニアが作り上げた「ストーリーテラー大喜利」。これは、クジで引いた物語のタイトルからストーリーを創出し、物語の導入を語ると
【妄想】新シリーズ『古畑任三郎』犯人役: サンドウィッチマン
もし「古畑任三郎」の新シリーズがあったら、犯人役には一体どんな俳優がふさわしいだろうか。そんな想像が自然と広がる。今回の想像の対象は、意外な組み合わせかもしれないが、芸人コンビのサンドウィッチマンだ。どうして彼らなのか、その理由は三つある。
一つ目は、彼らの恐そうな容姿だ。眼光鋭い目つきは、一度見たら忘れることができない。伊達は池袋で警察に話しかけられるほどの迫力があると聞く。彼らの風貌はど
【妄想】新シリーズ『古畑任三郎』犯人役
□ 第1話 芦田愛菜
天才若手医者。
常に完璧を求められる中、ミスを犯したことを隠すために証拠を握る同僚を殺害。完璧なアリバイを作り上げるが、古畑の鋭い洞察力により真相が明らかに。
□ 第2話 唐田えりか
幼稚園の先生。
保護者とのトラブルが原因で、過激な行動に出る。犯行は一見無関係な事故に見えるが、古畑の調査で真相が暴かれる。
□ 第3話 河合優実
バスガイド。
長年の夢である