体外受精のこと、子どもにどうやって説明しよう
不妊治療のことってなかなか人に伝えにくいですよね。
特に生まれてきた子どもに説明するときって難しいです。
僕自身も結婚から5年かかって体外受精で子どもに出会うことができました。
今も2人目の不妊で3年以上治療を行っています。
そんな中、うちの子どもが
「赤ちゃんってどうやって来るの?」
と質問をしてきました。
普段、培養士の仕事をしているので、
「お母さんと、お父さんの遺伝子が混ざり合って赤ちゃんができるんだよ。」
と少し難しい返答になってしまいました。
子どもには遺伝子って分からないですよね(笑)
ちょうど悩んでいるときにamazonでいい絵本を見つけました。
ふたりの宝物
あの有名な浅田レディースクリニックの浅田義正先生が監修された絵本です。
主人公の小学生のアオイちゃんがお母さんから体外受精で生まれたということを知らされます。
お母さんの愛情あふれた優しいお話でアオイちゃんはとてもうれしい気持ちになります。
一方お友達のタオちゃんは自分が帝王切開で産まれたことに悩んでいます。
アオイちゃんがじぶんの宝物を見せながらタオちゃんとお話しすることで、タオちゃんの悩みは次第に解決します。
体外受精、帝王切開など妊娠出産にはいろいろあります。
「困ったときや、うまくいかないときにお医者さんがたすけてくれることのひとつなんだよね」
という言葉で胸があつくなりました。
絵本だととても分かりやすい
うちの子どもはまだ保育園児ですが、この絵本を何度も読んでと言ってきます。
内容は全部は分からないと思いますが、この絵本のあたたかさは十分伝わっています。
内容は小学生くらいになれば理解できるかなと思います。
巻末に卵子のことや体外受精のことも簡単に書いてあるので教育にもいいです。
ご夫婦で不妊治療について意見が食い違うこともあります。
パートナーに分厚い本で勉強してもらうよりも、まずは絵本で一番大事なところを感じてもらうのもいいかもしれませんね^^