なぜ、私がルーマニアに?縁もゆかりもない東欧に来る事になったとある女子大生の話
日本の皆さん、Buna seara! (ぶなさーら=ルーマニア語でこんばんは)
ルーマニアの端っこに留学中のしゃんです。今日は私がどうしてルーマニアに来ることになったのか、自己紹介も含めて少しお話ししたいと思います。
しゃんの基本データ
名前:しゃん(由来は本名に入ってる「山」の字の中国語読み)
年齢:21歳の大学2年(あれ年齢ずれてね?って思った人、誤差だよっ🤫)
出身:紅茶の国生まれのお茶県育ち
今住んでるとこ:ルーマニアの端っこ
MBTI :INFP(仲介者)
どこ大?:地元の国公立
好きなこと:語学・美味しいものを探し求めて世界中を旅すること
特技:外国語【英語、スペイン語はB2
フランス語、イタリア語、ルーマニア語、韓国語はA2】
好きなアーティスト:Mrs!!日本帰ったらライブ行きたい😭
Youは何しにルーマニアへ?
私が留学先としてルーマニアを選んだ理由はずばり、お金です。ユニークな理由を期待してた方、ごめんなさい。私がルーマニアに来た1番の理由は、奨学金があったからです。noteのプロフィール欄にも書きましたが、私はEU圏内の学生が対象のErasmus+という制度を使い、奨学金を受給しながら1学期間の留学をしています。奨学金の金額は1500ユーロの渡航費に月800ユーロの生活費と、4か月間で総額80万円近くの、手厚い金銭的サポートをいただいています。
Erasmus+について
え、Erasmus+(以下エラスムス)ってEU圏の学生対象なんでしょ?なんで日本の大学に通ってるしゃんが受給できるの?って思いますよね。当然の疑問です。私の場合は特殊ケースで、日本の在籍大学と留学先の大学が協定を結んでいる事が関係しています。留学生の枠が余ったのか、ヨーロッパ(特に西側諸国)出身の学生がほとんどの留学生コミュニティにアジア人を入れる事で多様性をもたらしたかったのか(あくまで憶測です)、正確な理由は分かりませんが、たまたま私の在籍大学に一人限定でエラスムスの枠が来たんです。選ばれるのは一人だけだという事で自信はありませんでしたが、有難い事に合格をいただき、ルーマニアの端っこに来る事になりました。
もう一つの、れっきとした理由
私がルーマニアに来た一番の理由は奨学金だと書きましたが、留学先がルーマニアでなくてはならない(決して金目当てだけじゃない)確かな理由がありました。それはルーマニア語を学びたかったからです。これは決してでっちあげではなく、ルーマニアという国について学ぶ中、本当にルーマニア語に強い興味を持つようになったんです。というのもそもそも私は外国語学習が大好きで、全ての始まりは今通っている日本の大学に入学する前、とある外国語大学でスペイン語を専攻していた所まで遡ります。(コロナ禍に色々あり地元の大学に入り直すという決断をしましたが、その話はまた別の回に)英語以外で話者数が多い言語を学ぼう、となんとなく選んだスペイン語でしたが、学ぶうちに面白いと思うようになり、スペイン語圏の音楽にどハマりした事もあって一年後にはかなり話せるようになっていました。大した努力もせずに話せるようになったスペイン語の成功体験がきっかけでスペイン語と似ているフランス語やイタリア語の独学も始め、少しずつロマンス語の世界にのめり込んで行った体験が全ての始まりです。じゃあ当時からルーマニア語に興味があったんだね、という事になりそうですが、白状するとルーマニアという国について調べ始めるまで、実は全く知りませんでした。自称ロマンス語愛好家の私、恥ずかしながらロマンス語を学び始めて4年目を迎える直前まで、ルーマニア語もロマンス諸語の一つだという事を知らなかったんです。これは完全に盲点でした。ルーマニアという国も全く未知の存在で、国の名前とブカレストが首都である事を知っているくらいだったのですが、たまたま所属大学の国際交流課でルーマニアへの派遣募集のチラシを見つけ手厚い奨学金を受けられるという事を知り、(正直ルーマニアという国がどこなのかはどうでも良くて)その瞬間に応募を決めました。そこからは、ひたすらルーマニアについての情報収集です。志願理由に奨学金の事は書けないしどうしよう、と悩みましたがその悩みはわずか5分で解決してしまいました。というのは、ルーマニアについて調べ始めてすぐに、ルーマニア語がロマンス語の一つであるという衝撃的事実を知ったからです。これは本当に運命の出会いで、ルーマニア語が自分の大好きなロマンス語だと知ってから志願理由書を書き上げるのに時間はかかりませんでした。学内選考の面接でも、ルーマニア語への熱意を伝えたからなのか奇跡的に合格をいただき、偶然か必然か、応募を決意してから1か月も経たずにルーマニア行きが決まりました。応募書類の提出期限が去年の10月末で、11月中旬には合格通知のメールをいただいたことを鮮明に覚えています。
留学期間は?
派遣先大学の新学期開始が2月26日だったため、2月21日に日本を離れ、翌日2月22日の夕方頃に、東京から北京とイスタンブールを経由して留学先のルーマニア第3の都市、ヤシに到着しました。留学期間は6月末までなのですが、この記事を書いている6月5日現在で授業は履修科目の全てで終了しており、残すは明日に控える期末試験のみです。(期末試験の前日にNote書いてるのかよって声が聞こえますが、そんなあなたも試験前日に部屋の掃除した事あるでしょ?☺️)期末試験が終わってから6月末にルーマニアを出国するまでは、ルーマニア国内を旅行したり、ルーマニア人の子どもたちを対象にしたサマーキャンプで英語を教えるボランティアをしたりしながら過ごす予定です。ルーマニアを出てからは3週間弱ヨーロッパ各国を旅行してから日本に帰ります!
以上、そこら辺の普通の大学生が東欧のマイナー国家に来る事になった理由でした。パパ〜👋🏻 (パパ👨🏻はルーマニア語で親しい人に使う「バイバイ」になります笑笑)
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