大学2年秋。躁うつ病を発症した
事の発端
私は今年の6月末まで、東欧はルーマニアという国に4ヶ月間のセメスター留学をしていました。その後3週間のヨーロッパ旅行を経て帰国しますが、帰国して1週間もしないうちに今度は九州へ出発し、高校生向けのサマースクールに大学生ボランティアとして参加して来ました。高校生20名と約2週間を共にし、期間中は最高で6時間程度しか睡眠程度を取れない、朝から晩まで仕事ずくめの日々を送りました。数日間の旅行を経てお盆には実家に帰りましたが、今度は10日間にわたる社畜生活が幕を開けました。夜なかなか寝付けなくなったのはこの頃です。過去の失敗を思い出して悲観的になったり絶望する日々が始まりました。
学生相談室にて、精神科受診を勧められる
あまり良い精神状態とは言えない日々が続く中、9月上旬には商店街での地域活性化プロジェクトに参加しました。優秀な人たちから刺激を受ける一方で自分のコミュニケーション力や能力に対する劣等感に苦しみました。ここで限界を迎えてしまったのかもしれません。このプロジェクトも睡眠時間が中々確保できない6日間でしたが、終わってからも疲れているのに全く眠れない日々が続きました。人に助けを求めるのが苦手な私ですが、これまでに経験した事のない不眠が続く毎日についに耐えきれなくなり、すがるように大学の学生相談室に助けを求めました。受診を勧められましたが、当初は全く行く気になりませんでした。しかし数回カウンセリングを受ける中で心を決め、紹介してもらった病院にかかってみることにしました。
すぐに診断がつかずモヤモヤ
精神科の初診は数ヶ月待ちが当たり前と聞きますが、私が紹介してもらった病院はあっさり2日後に予約を入れてもらう事ができました。これで苦しみから解放される…!と期待して病院に行きましたが、主治医は私の話を聞き、「双極性障害の疑いがある」と一言。(双極性障害とは、気分が高揚する状態とうつ状態を行き来する気分障害のこと)私の主治医は最小限の薬で病状を和らげる事を目指す方針だそうで、初診では睡眠剤しか処方されませんでした。その後自殺願望が強くなり辛くなって来たこともあって予定より早めに再診し、そこでようやく精神安定の薬が処方されました。学校が始まってからは不眠とうつ状態に加え頭痛などの身体症状も出ており、授業に行くのがやっとの日々が続きました。
ようやくついた病名
そして今日、4回目の受診。持続的な抑うつ症状に加え、強くなってきた自殺衝動や破壊衝動、居ても立っても居られない感じなどを主治医に伝えたところ、双極性障害の「疑い」が診断に変わりました。
自分は本当に病気なのか?
一昨日までは重いうつ状態が数週間続いていたのにも関わらず、昨日のある時点からはそれまでの苦しみが嘘だったかのように元気なんです。これが躁状態なんでしょうか?私自身は自分はうつだとずっと信じていて疑う事がなかったので、初診で医者に双極の疑いがあると言われたときにはかなり驚きました。というのも、双極性障害の躁状態の症状としてよく挙げられる「浪費癖」や「喋りすぎる」などの症状は自覚した事がなかったからです。ですが思い返してみれば、高校生になったくらいの頃から今まで、定期的にうつ状態に陥る期間があった気がします。こう考えるとその頃からもう始まっていたのかもしれません。(加筆:この記事を書いた翌日にはまた慢性的なうつ状態に戻りました)
今後どうなるんだろう
今はまだ自分が病気だという現実はまだ受け入れられていないし、薬も飲み始めたばっかりで今後どうなるのかは正直全くわかりません。ですが、常に希死念慮が自分の思考を支配する日々からなるべく早く抜け出したいです。今後のことを考えて不安になるのではなく、今は1日1日を大事に日々のQOLを上げることに重点を置きたいと思います。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
それでは今日も、良い1日を☘️