学生相談室【12/20】
今年最後の学生相談室。
ロールシャッハテストを受けてきた。
その前に、まずは雑談から。
学校医の問診を受けたこと、大学が主催する英語スピーチコンテストに出場したこと、パーティーに招待された際に動悸と震えが止まらなくなってしまい開始早々退席したこと等を話した。英語スピーチコンテストで最優秀賞を受賞した事を伝えたら自分のことのように喜んでくれた心理士の先生は本当に優しい。
学校医の対応に失望した話をした時、自分の辛さを誰にも理解してもらえない苦しみを打ち明けた。その時なんとなく気になって先生に精神疾患を経験したことはあるのか聞いてみたけれど、ド直球すぎる質問は綺麗に交わされた。「もしわたしが精神的な病気になったことがあったとしたら、あなたの辛さが分かると思うの?」完全に心を見透かされた。さすが相手はベテラン心理士。その質問に対する答えは、「もし同じうつ病経験者でも、直面している辛さは一人一人それぞれ違うよね。たとえ同じ病気の経験者でもお互いの辛さを完全にわかりあうのは難しいんじゃないかな。」3ヶ月の付き合いになるけれど、どんな時にも肯定も否定もせず寄り添ってくれる。自己開示を求められた時、こんな風に返せる先生はさすがプロだと思った。
話がひと段落ついたところでロールシャッハテストを受験。臨床心理学の授業を履修しているので見覚えがあったけれど、幸い詳しくは知らなかったのでまっさらな心で受験することができた。
しかし、受験中に先生の視線が気になり手汗が滲み始め、動悸を起こしそうになってしまう。
なんとか10枚目のカードが終わるとすぐに一時退席を願い出た。
外に出た瞬間自分でもびっくりするくらい体が震えてしまって、そんな姿を先生に見られるのも怖くて、一瞬部屋に戻れないかもと思った。
その後なんとか部屋に戻ることができ、自分の解釈を説明するフェーズまで終了することができた。
テストが終わり別れ際に、「どうすれば年末を乗り切れると思いますか?」と先生に投げかけた。そんなわたしのすがるような問いかけに、「年明けに、生きてまた会いましょう」と一言。このひとことは、わたしのお守り。
9月下旬からお世話になっている先生に、何度命を救われてきたことか。
本人にはまだ直接伝えられてないけれど、ちゃんと伝えたい。
心からのありがとうを。
ここまで読んでくれたあなたにも、ありがとうを送りたい。
あなたの心に平安がありますように。