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なんにも書くことがないけど卵焼きを作った


 書くことがない。何にもない。

 note執筆を始めたとき、特段ルールを作ったわけではないのだが、なんとなく毎日書けたらいいなと思っていた。しかしまだ3日目なのだが早くも書くことがない。

 最初は映画の感想でも書こうかと思い、とある作品について筆を進めてみたのだが、これはもう少し慎重に推敲を重ねてから投稿したいのでひとまず諦めた。

 となると本当に書くことがないので特に意味もなく卵焼きでも作ろう。暇な日しか料理しないので。

背景が雑然としていて失礼


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【材料】
・卵…3個
・砂糖…大さじ1
・みりん…適当
・めんつゆ(または醤油)…少し
・顆粒だし…おおよそ小さじ1/2
・炭酸水…適当
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 まず、卵3個をボウルに割り入れて混ぜた。箸を真っ直ぐ、2本が平行になるように持ち、11の字を書くように混ぜれば白身をうまく切れる。
 私はいつもここに命をかける。白見切りチャレンジだ。手だけでどれだけ白身を切ることができるか。
 ぶっちゃけザルで卵液を濾せば簡単です。でも私は敢えて自分の限界に挑み続ける。

 混ざったら調味料を加える。まず砂糖。これは卵一個につき小さじ1杯と考えている。私の場合卵を3個使うので小さじ3(5g×3杯)杯、つまりちょうど大さじ1杯(15g)分である。
 私は甘い卵焼きが好きだ。だからもしかしたら少し多いほうかもしれない。

 ちなみに砂糖だけは正確に計っている。なぜなら入れ過ぎたらケーキのように甘くなりすぎてしまうし、焦げてしまうからだ。砂糖さえしっかり計ればあとは適当で問題ない。

 私はみりんを入れるのだが、これについてはそもそもこんなのいらないかもしれない。砂糖で十分甘いから。しかしなぜ入れているのかというとなんとなく良さげな気がするからである。

 また、今回はめんつゆを入れたが普段は醤油だ。なぜめんつゆにしてみたかというと出汁をたくさん入れたかったから。出汁は美味しいので。
 ただしこれはほんの少しでいい。卵が茶色くなるから。

 そして顆粒だし。これはいつも小さじ1/2ほど入れているが多くてもいいと思う。出汁は美味しいので。

 調味料を入れて混ぜ合わせたら、最後に炭酸水を入れる。これは水でもマヨネーズでもいい。卵焼きをふんわり仕上げるために入れるだけだ。これも適当な量。
 ちなみに私は水もマヨネーズも試してみたが、炭酸水を入れる方法で落ち着いた。しゅわしゅわして楽しいので。

 さて、いよいよ焼き始める。卵焼き用のフライパンに油を気持ち多めに入れる。ティッシュに油を染み込ませて丁寧にフライパンに伸ばす方法もあるが面倒くさいのでやりません。

 フライパンを十分に熱したら卵液を流し入れる。
 ところで一般的なレシピだとどこでも「卵液を1/3の量流し入れる」と書いてあるのだが、私はめちゃくちゃ少ない量しか流し入れない。なぜならそのほうが扱いやすいからだ。

 卵焼き作りに慣れていない頃、1/3流し入れたら量が多すぎてうまく火が通らず、火が通るまで待ってみたら裏側は焦げてしまったりした。
 コツを掴めばそんなことは無くなったのかもしれないが早々に私は、自分が扱いやすい量で少しずつ巻いていく方法に変えることにした。

 レシピは調味料と基本的な工程さえ守ればあとは我流で構わないのである。卵焼きの巻く回数なんて何回にしても最終的な形は同じになるのだから。

 巻いた。まだ序盤なのでいくらでもリカバリーできる。よってかなり適当で雑な巻き方である。

2層目を巻いたところで油の量が少し心許なくなった。なので追加投入。早速形が怪しい気がする。


 3層目を巻き終えたところで菜箸からフライ返しにバトンタッチする。
 写真を撮りながら作るのが難しいため、なんだか焦げが見受けられる。私は虚無な目で焦げた箇所を見つめた。


 それなりに順調に進め、5層目が終了した辺り。いよいよ最後の一巻きだ。
 私は必ず最後の一巻きの前に油を追加する。綺麗に仕上げたいし、表面に艶が出るからだ。


 いつもより少し焼き目が付きすぎたが無事になんとかなった。あとは角を使ってじっくり形成、いわば "育て" の工程に入る。じっくり好みの焼き具合になるまで形を整えつつ完成を待つ。


 まな板に移した。私はすぐに断面を見たいので冷まさずに両端だけ切ることが多い。
 断面を確認してにやけたら表面の余分な油を吸うのと、形を整えるためにキッチンペーパーで巻いて冷ます。


 そして完成したのがこちら。
 いつもは焼きすぎた部分が一切無い、綺麗な黄色一色の卵焼きになるのだが、今回は撮りながら作ったので少し焼きすぎてしまった。しかし白身は今までで一番切れている。嬉しい。

 肝心の味だが、今回はめんつゆを使ったからかいつもより旨味が増していて、ただ甘みが強めの卵焼きからさらにグレードアップしていた。何層にもなっているのでふわふわでもある。

 かつての私は卵焼きを作ることがとても苦手で、必ず炒り卵になっていたのだが今こうして見るとかなり進化したなと感じる。引き続き究極の卵焼きを目指し、精進したい。


 さて、夕飯だが、今日は家族とサイゼリヤに行った。


 小エビのサラダ。必ず食べる。レタスがシャキシャキで瑞々しく、プリッとした小エビが大量に入っている。ドレッシングも程よい酸味が効いていて美味しい。
 もはやこのサラダを食べるためにサイゼリヤに行っている。これが食べられたらサイゼリヤで果たしたい目的の8割はクリアできる。


 今日のメインはカルボナーラにした。
 サイゼリヤのカルボナーラ、よく食べるのだが今日改めて冷静に味わってみて、あまりの美味しさに感動した。
 濃厚なチーズと程よくしっかり効いた塩味、がっつりアクセントの効いたブラックペッパーに旨味たっぷりのベーコン。そしてとろとろプルプルの半熟卵。

 この本格的な美味しさを破格の値段で食べられる。物価の高騰が続く昨今では奇跡とも言える存在だ。

 ありがとう、サイゼリヤのカルボナーラ。今度からはカルボナーラを自身のお気に入りメニューに入れておこう。


 食後はトリュフアイス。チョコレートが好きなので度々口にする。
 カッチカチに冷凍されていてかったいのだが、少しずつ食べていくと濃厚でほろ苦いチョコレートの甘みが深く感じられる。そして中盤に出てくるさっぱりとしたミルクアイス。

 何度食べても美味しくて笑ってしまう。だがしかし、私が不器用すぎるあまり、食べづらい。食べ方のコツを見出すことが今後の課題だ。


 今日は食べ物についてばかりの内容になってしまった。
 今後もできる限り毎日記事を書きたいが、どうしても書くことがない日だってあるだろう。そんな日は今日のようななんでもない内容になるかもしれない。

 だがしかし、自分の中では何かしら書きたい理由があるから書いているのだ。その理由についてはまたいつか語りたいと思う。
 誰かが興味を持ってくれれば。

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