自己効力感のある子を育てたい⑦〜小学校教員としてできること〜
1.はじめに
本編がずいぶんとお久しぶりになってしまいました…!
どうやら夏を満喫したようです(笑)
さて、「子どもたちが社会を変えたい・社会と関わりたいという気持ちを育むのに最適な教科なのではないか」ということに気づき、「子どもたちのやりたいことをとことん叶える総合をやりたい!」と決意したところまででした。
さて、いよいよどんな実践を行ったかを書いていきます。
2.1年間の流れ
①大まかな1年間の流れ
学年での総合のテーマは「SDGsについて考えよう」でした。
結論から言うと、私たちのクラスは「SDGsについて知る→フードドライブ(家庭で余った食品を集めてフードバンク団体へ寄付する活動)を、学校で行う→地域の人たちに広める」といった1年間の流れで活動を行いました。
そして、この大まかな流れの中に、「課題の設定→情報の収集→整理・分析して→まとめ・表現」の探究サイクルが入るといった形です。
②子どもたちの「こうしたい!」の実現
驚いたことに、この1年間の流れは子どもたちが考えたものです。
もちろん教員の頭の中に、「知る→クラスでの実践を行う→参観会で保護者に伝える」程度の流れはありましたが、「フードドライブ」といった内容はクラスの子どもたちのオリジナルです。
とはいえ、急に1年間の流れを決められるはずもなく、徐々に決まっていったものです。最初は教員側が提案すしていましたが、徐々に子どもたちが「こうしたい!」と言ったことを実現する流れと変化していった形です。
振り返って感じることですが、この「こうしたい!」ができた経験が、自己効力感につながっていったのではないかと感じます。
次回はこの計画がどのように決まっていったのかを含め、細かく実践内容を紹介していきます。
3.おわりに
今回は大まかな1年間の流れを紹介しました。
小学生がこの大きな流れを考えたと聞いて驚く人もいるかもしれませんが、これは子どもたちが積んできた経験があってこそなのかなとも思います。
積み重ねに感謝ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!!