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時差ぼけの素朴な疑問【アラサー女子のスパルタcoop留学 その後】
時差ぼけは帰国時の方が楽?
帰国してから1週間が経過していますが、夜21時ごろに眠くなり朝は4時ごろに起きてしまう、というのを数日繰り返したり一時的に治ったりしつつも、それほど日常生活に大きな影響はないまま過ごすことができています。
いろいろなところで「日本からアメリカ側に行くよりも帰ってくるときの方が楽」と言われていて、実際に自分もそうだったので理由を調べてみました。
すると「体内時計の周期に対して長く活動するよりも短く活動するほうが難しい」ということが色々なところで書いてありました。
体内時計は24.5時間で動いていますが、人間は太陽を浴びることでそれをリセットして24時間で活動していて、その周期を長くするのは得意だが短くするのは難しい、という話です。
本当はその「なぜ短くするのが難しいのか」を知りたかったけれどどこにも書いていないな…というのは一旦置いておいて、「周期を長くする/短くする」というのがピンとこなかったので自分の体験談をもとに考えてみました。
行った時と帰って来た時の症状
日本からバンクーバーに行く場合を考えると、
日本発18時→9時間フライト→バンクーバー着11時 というスケジュール。
バンクーバー到着時に自分の体は日本時間なので翌日深夜3時と認識しているのに対し、バンクーバーでは出発日の11時に逆戻りしているため、身体が既に過ごしたはずの16時間分をなかったことにしなければならず、これが「体内時計よりも短い周期で過ごす」ということになるようです。
2週間ほどは夜は眠れず昼間は夕方まで起きられない生活が続きました。私はこの「夜寝たいのに眠れない」のが一番しんどかったです。
逆にバンクーバーからの帰国時のフライトは、バンクーバー17時発→10時間フライト→日本19時着というスケジュール。
日本に着いた頃の自分の体はバンクーバーの深夜3時で、まだ過ごしていないはずの16時間を過ごしたことにしている。これが「体内時計よりも長い周期で過ごす」ということですね。
この時の症状としては夜は20時ごろに眠くなって朝は4時ごろに起きてしまっていました。
日本の夜の20時はバンクーバーの前の日の昼12時なので特に向こうの夜というわけではないのですが、必ずしも滞在していた土地の時間が体にそのまま残るわけではなさそうです。体内時計が狂った結果よくわからない時間に眠くなるのが時差ぼけなのかな。
西への移動の方がしんどいのは分かったけれど…
というわけで「体内時計の周期よりも短く過ごすのが難しい」というのを身をもって体感できたのは事実なのですが、次に気になったのは、「日付変更線は人為的に決められたものだよな…?」ということ。
例えば日付変更線がなかったら、カナダに行って現地の11時に着いたときに、それが前の日の11時ではなくて翌日の11時になって、それだったらカナダに行った時の方が楽ということになるのでしょうか…?
というか、長距離の移動によって時間が戻る/進むという概念自体が人間が考えたものなので、もし時間の概念がなければただ太陽の動きに合わせるだけで、時差ぼけというものはなくなるのでしょうか…?
うまく表現できているか分からないのですが、そのあたりがやや納得できないまま今に至ります。
まとめ
私は長期滞在だったので慣れることができましたが、出張などで北米大陸に行っている友人の様子を見ていると、日中しんどかったり夜眠れなかったりと、かなり辛そうでした。
今後も海外に行く仕事をしたいとは思いつつ、それと切り離せない時差ぼけに関しては何か良い対策があればいいなと思います。