「恋する警護24時」ボディガードものとしてはよくできているが、恋愛ものへの展開が見もの?
Snow Manのリーダー、岩本照のドラマ初主演作。しかし今期も旧ジャニーズ系のドラマは多いですね。予定が一年前くらいから埋まってるということでしょうね。当事者たちにすれば、今のうちに役者としてなくてはならない存在にならなくてはというところでしょう。
金子ありさのオリジナル脚本ということで、初回はなかなかスピード感のある始動から、主人公の紹介も説明くさくなく、スマートな作りになっていた。あえて苦言をいえば、白石麻衣の演技が面白みに欠けるというところでしょうか?「侵入者たちの晩餐」の中でも書きましたが、主人公を任せれて上手く周囲を巻き込むような演技ができていないですよね。写真で捉える部分では美しく、表情も変えられるが、ドラマという世界の中で自分を多面的に表現できないタイプだと思う。似たタイプが橋本環奈。まだ、白石は妖艶さも出せるだけいい気はする。ただ、今回の役の有能な弁護士役はちょっと背伸びしすぎに見えるが・・・。
主役の岩本のクールな感じはなかなか面白いが、もう一つ顔が地味なジャニーズである。タッパはあるから、調法がられる感じではあるが今後どうなのでしょうか?ボディーガードとしての所作みたいなものは上手くできていたし、まずは、白石との距離感もうまく出せていた。ポーカーフェイスが必要なボディガードにはぴったりなタイプですな。彼がどう白石に近づいて恋に落ちていくかというところがこのドラマの見どころなのだろう。
そして、あまりボディガードらしくない、今野浩喜や松下由樹などがもう一つ不安だっりしたところはある。松下など、青いモコモココートで出てきた時には、ドラえもんか?とか思ってしまいましたが、最後には、ちゃんとアクションもこなしていて、流石のベテランと思いました。
そう、ラストの被疑者を抑え込むアクションはかなりしっかりしてましたね。昨今は、CGを多く使ったりしてることもあり、生身のアクションの差がドラマのテイストの差に繋がったりするわけですが、まず初回は及第点。
で、ラストは自分の身の危険も感じた白石が、岩本たちボディガードが住むシェアハウスに連れて行かれるという流れ。ボディガードといえども、男だらけの家に女が一人で泊まるというなかなかの状況。そして、どう岩本と白石は近づいていくのか?そして、そこに岩本の元カノの吉谷彩子が絡んでいくという状況なのでしょうが、金子脚本なので、その辺の構成はしっかりしているでしょうから、結構、楽しめそうな気はします。
とにかくも、白石麻衣が一皮むけることを期待しております。