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「風間公親〜教場0〜(第2話)」このドラマって何が言いたいの?教育ってそういうものなの?

結局、赤楚衛二は木村拓哉の指導官の腕を認めて卒業していくという構図。その際に、木村が赤楚の優しいところも認めるところに多少の人間味は感じるが、ほぼ、これSM刑事ドラマですよね。木村が優しい人間たちを調教して、機械的な犯罪捜査ロボットにする感じ。何が面白いのでしょうか?これなら、木村拓哉はAIでもいいような感じがする。全く笑わない鉄仮面演技を決めているのだろうが、月曜からこんな人間見たくないよね。

大体、今回だって、交番勤務に戻らないことを決めた赤楚が事件現場に来ると、いきなりネクタイ掴んで「なんで戻ってきた」と争う姿勢。こんなの、本当にあったら、木村が謹慎だろう。とても許されることではない。そして、その前に、今回殺される教師である山田キヌヲの殺されても当然のような児童に対する態度。そう、犯人も捕まえる方もSM大好き人間でできている。こういう原作だとしても、この脚本を書いている君塚良一は、こんなもの書いていて気持ち悪くないのか?君塚といえば、代表作は「踊る大捜査線」である。あのリアルに近づけた刑事の世界にも、こんなクソ刑事は出てこなかった。それとは違うものを書こうというのはわからないでもないが、茶の間を不愉快にするドラマはいらないと思う。

そう、木村拓哉演じる風間公親が良心的なものを全く前に出さないのは、本当に気持ち悪い。今回、赤楚が精神的に病んで胃が痛くなるのであるが、実際、木村みたいな生活をしていたら、普通の人間なら絶対にガンにでもなってポックリいくと思う。本当に、馬鹿なこと考えて、風間の真似をしようなどとする人間が出ないことを願うばかり。大々、最後に握手を求められても私なら絶対しないだろうし、後ろから凶器で頭殴りたくなるレベルのクソ人間ですよね、この主人公は・・。犯人側に同情してしまうということは、犯罪防止にもならないドラマということだと思う。

そんな中で、まあ、脚本のうまさというか、犯人である宮澤エマの演技はなかなか面白かった。この人、いろんな役をやっていく中でどんどん味が出てきますよね。しかし、犯人としては、確かに風間みたいな男に追いかけられたら気持ち悪いでしょうね。でも、風間を私は認めたりしませんよ。

結果的に、いじめという世の中の歪みが犯罪を起こさせたわけだが、そのコンテキストみたいなものは、どうでも良いのですよね。そして、それが解決するヒントもドラマには出てこない。だから、さらにムカついたりするのでしょうな・・。そして、次の生徒はガッキーらしい。ガッキーをSM調教するということでしょう。

どうでもいいけど、このドラマ見て心地よい人ってどのくらいいるの?木村拓哉、こんなところで鉄仮面にならないで、「レジェンド&バタフライ」でこのくらいの硬質な演技が見たかったですよね。あちらは、スカスカでしたものね・・・。とにかくも、ガッキーが縛られるかもしれないので来週も見ますけどね・・。

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