「テッパチ!(第6話)」実際の自衛隊も矯正施設的な要素を含むといいたいのか?
とりあえず、この6話までで、訓練生の部は終了。次回からは、自衛隊の部隊での実地という流れらしい。とにかくも、なんかこのドラマ、なんとなく世の中についていけないものは、自衛隊に来て、青春をやり直せ!今からでも遅くはないという、広報としては、よくできたドラマになっていた。今回のラストの教官、北村一輝との別れのシーンがそれなりに涙腺を煽るような作りになっているのを、そのまま受け取るか、白々しく感じるかは、見た人の資質次第というところか?まあ、昨今の若者の雰囲気を見ていると、これを見て、自衛隊に入ろうという人が結構いるような気もする。それなりに、目標とするところもあるだろうし、青春するにはいいかも見たいな。もし、そうであったなら、このドラマは成功であろう。なんか、ここまで見ていて、それ以上でも、それ以下でもない気がするするからだ。
ラストは、これが卒業試験なのだろう。グループ単位でミッションをおえる。この辺り、もう少し説明が欲しかった。まあ、その中で、今までのドラマの流れで、彼らの一致団結見たいなものが育まれたということの確認なのだろう。互いを庇いあい、一緒にゴールするという目標が明確なのは気持ち良い(というか、ここを気持ち悪いと思ったら、このドラマは見ておれん)。と考えると、はっきり言って、世の中で自衛隊を容認する人、国防軍としてもっとそれを発展したいと思う人、この暑い中、8月15日に靖国神社に参拝に行くようなみなさんに、このドラマを見ていただき、論議していただきたいと思ったりもする。まあ、そういう人向けにはできていないと思うし、彼らが喜んで見ていたら、もう少し視聴率も上がりそうな気がするが…。
その最終訓練と、町田啓太の母親が入院した話をシンクロする必要はあったのか?なんか、戦前の修身の教科書に出てきそうな話である。そう、やはり、脚本家も描きながらも、こういう美談みたいなものを挟んで、自衛隊におべっか使ってる感じのところもあるのでしょうか?なんか、取ってつけたような話でしたよね。
そう、自衛隊、全面協力という中では、多分、脚本の確認もされているだろう。熱き青春を自衛隊に捧げないか?みたいな感じのノリで書かれた脚本であることは確実だし、テレビドラマとしては、まあ、うまいところでバランスが取れている気がする。
そういう点もあって、町田と白石麻衣の男女の関係は、寸止め状態。この辺りは、やはり、「トップガン」の一作目のようにはいかないのですね。そして、町田たちは、部隊として現場に入る。そうはいっても、戦争の実戦があるわけではないから、救助活動みたいなのが中心で描かれていき、人間として、もう一つ成長するというところが描かれていくのだろう。まあ、それなりに楽しみな第2部である。
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