「彼女たちの犯罪(第7話)」遺体は誰だったのか?計画が壊れかけても、着地点はある?
ラスト、DND鑑定で、遺体がさとうほなみでもないことがわかり、そこで石井が腹痛を訴える。前田敦子を逃す前にも腹痛を訴えるが、この痛み芝居はフェイクなのか?しかし、ラストショットにさとうほなみが生きているとこを晒す。なかなかセンセーショナル。視聴者も騙された感じ。だが、前田はさとうが死んだように思っていた感じだが、この事実は石井とさとうの中で考えられた計画なのか?そう、前田と深川は、ただはめられただけ?女たちの間の騙し合いという流れか?そして、そこに入った男はただのゲス野郎?
で、遺体は前田のものではなかったこともわかったわけで、それを知った前田はバリに高跳びしようとするが、もはや、名前を追いかけられていて搭乗不可能。というか、先週、パスポートがさとうの顔だったのに、それが前田に変わっている。これ、偽造しない限り無理だと思うが、そういうところの話が抜けているのが気持ち悪い。で、そういう反社みたいなものが関わってるなら、もう、とっくに金積んで日本にいなかったのでは?何か、前田の計画が一番あやふやなのが気になる。
そして、さとうは何のためにこの席替えゲームに加わったのか?彼女が殺したい他の誰かがいたということなのだろうか?その辺の真実が知りたくて仕方なくなってくる視聴者の心。そういうのを掴んでくる感じはなかなかうまい。そして、野間口徹に、「ファイト!」と声援を送る私。
ある意味、深川麻衣が、毎熊と一緒になるのは簡単には思えるが、毎熊が石井と学生時代に関係を持っていたことを知ってしまい、信頼関係も崩れ出している。そんな中で、彼女の転職活動が2回も出てくるのは、彼女だけが新たな席替えゲーム活動をしている感じ。これ、意味があるのだろうか?
みんなで、誰を殺したのかが明確でなくなってるのは、石井杏奈の計画通りなのだろう。多分、彼女の子供は毎熊の子供であり、彼女の復讐計画の中に、さとうが加わり、前田と深川が利用された感じなのだろうが、やはり、「誰が死んだの?」というところが気になる。
そんな中で、前田と深川は接触しているわけで、そして前田は「私たちが欲しかったものって何なのでしょう?」などと口走る。目先のイメージが明確でない希望は、現実化などしないということだろう。そして、嘘のエネルギーでは大きな夢は引き寄せられないとも言える。結果的には、誰にも求める席がない席替えゲームだったのかしら?さあ、終盤、どうなるか?