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「魔法のリノベ(第2話)」夫婦の寝室に関する考察

今回は夫婦の寝室をリノベする話。その夫婦が野間口徹と水野美紀というのがなかなか洒落ている。脇役をうまく配置することによって、このドラマ、どんどん面白くなりそうな予感はする

初めは狭い寝室を広くするという案件だったが、結果的には夫婦ともに夫婦別寝を考えていたという流れ。しかし、何度も出てくる「喫茶チロル」というのは、上田誠の脚本らしいお店であり、こういうレトロな喫茶店はいろんなドラマを作りますよね。

そして、2回目にして、波瑠と間宮祥太朗の息がなかなかぴったりあってきている。それを見て、元彼の金子大地がヨリを戻そうとするのはわかるが、このあたりの恋愛話をどのように展開していくかはこれからの見どころか?

そして、最後に出したプランがなかなか考えられている。二人の間を離さず、寄り付かせずというところ。そこに持っていくのに、エアコンの温度を示すのはなかなかありだ。

このドラマ、とにかくも、クライアントの心の動きをどう掴んで、プランに乗せていくか?というところがある。あくまでも、クライアントをいかに観察するかということである。

ある意味、家をリノベするというのは、世の中の流れをどう掴んで、どう新しいプランを提示できるかだ。そういう意味では、アイデアの出し方が全てなのだが、そのあたり、間宮が成長していく感じが面白い。

しかし、野間口徹と水野美紀というクライアントのコンビはなかなか面白かった。こういう脇役がしっかりしていることで、成り立つドラマはどんどん作ってほしいと思ったりします。

あとは、工務店の遠藤憲一や本多力など、もっとうまく使って欲しいなと思ったりはしますよね。まだ、上田脚本としてはおとなしい感じがします。

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