「JKと六法全書(第2話)」女子高生と弁護士の二股は体力的に無理でしょうがw
主役の幸澤沙良、この主演で一気に露出が増えそうな気がする。そして、今いる女優さんたちとはまたタイプが違うことで重宝されそうな気もする。そして、女性としては、これからがメタモルフォーゼな時でしょうから、美しさに磨きがかかったらどうなるかは楽しみだ。
今回は、前回、日向亘が誘った「法律研究会」に幸澤がもう新入部員として存在していて、浦島太郎の模擬裁判をやってる図から。日向は父親の影響で弁護士目指しているらしい。そして、幸澤が本当の弁護士だと知らないことで、話が厄介になるラブコメディ的な部分も出てくるのかと思ったら、今回の最後には、幸澤の正体がネットに晒され、そういう展開でもないようだ。でも、日向亘は、幸澤に好意がある役なのでしょうね?
で、今回のメインの事件は、ラッパーの奥野瑛太が一年半前に人を殺したという裁判。何で、そう疑われているかといえば、奥野の書いた歌詞に殺人予告的な内容が入っているというもの。これ、証拠としてはすごい弱い気がするが、とにかくも、ここでは幸澤も奥野のファンだというところが重要だというところなのだろう。
しかし、接見の場で、ラップを始める幸澤。そのリズムが取れない感じの演技はわざとだろうが、可愛さの中に、演技の真剣さが見て取れるのはこの女優さんの魅力なのだろうな。
で、今回、一番印象に残ったのは、法律研究会の約束と、大東駿介と、被疑者の弟に会う約束をしたのが、同じファミレスでバッティングして、それをお互いに言い出せないばかりに、女子高生姿とOL姿?を入れ替えながらこなそうとするところ。はっきり言って、コントなのだが、そこに違和感を与えず、ただ、可愛く見せてしまう幸澤、かなりのセンスがある。そう、この役、ちょっと柔いアイドルとかにやらせたら、一気にテンション下がる感じになるのが、そうならないのがいいですよね。
そして、最後の法廷シーンはちゃんと視聴者に、彼女は弁護士だという雰囲気を見せつけてきますものね。まあ、裁判自体が、1年半前の審議されてる事件は無罪だが、その前に、問題になったラップの歌詞はある人のものをパクったもので、最近、奥野はそれがバレないように、その男を殺していたという事実がわかるという展開。ちょっと女子高生が担当するには、センセーショナルな事件だったが、何とか画になっていたのは、彼女の女優センスがあってこそなのでしょうね。
だが、被告役の奥野はいつもの半グレ演技ながら、もう一つ演技がコクがなかったようにも思えた。このドラマ自体が法廷ドラマというよりも、アイドルドラマ的な要素が強いことでそう見えるのだろうが、とはいえ、ドラマ自体が子供っぽい感じに流れないのは、幸澤の演技のバランスがいいからだろう。まだまだ底が見えない女優の成長が見られるドラマとも言えるのだと思う。